「この監督のアクションは良い」SPL 狼たちの処刑台 つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
この監督のアクションは良い
SPLシリーズの第三弾。シリーズものであるが登場人物は違うし、物語のつながりもない、それぞれ独立した作品だ。
S、P、L、がなにかの頭文字で、なんらかの業を背負った者たちの物語というところがシリーズの理由だ。(頭文字は調べたけれど覚えられなった)
最近はすっかり聞かなくなったが「男たちの挽歌」に代表される香港ノワールの系譜といえるだろう。
少々強引に解釈するならば、戦う男の哀愁ものだろうか。
なので、って、こんなことが理由になるか分からないけれど、「男たちの挽歌」もそうであったように、物語を楽しむ系の作品ではないんだな。
もう単純にアクションを楽しめばいい。
前作「ドラゴン✕マッハ」ほどの興奮はなかったけれど、自分にカンフーアクションの耐性がないからなのか、かなり楽しめた。
登場シーンは少ないながらも、前作に続きトニー・ジャーも参戦していて、ムエタイスタイルがアクセントとしてとてもいい。
ノワール感が前作に比べて強めで、そこも個人的には良かった。
特にオススメではないが「男たちの挽歌」が好きな人には刺さるかもしれない。
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