ファイナル・フェーズ 破壊のレビュー・感想・評価
全5件を表示
ディズニーよ救いの手を
「X-MEN」でVFXを担当していたマシュー・サントロ監督という事もあり、VFXは確かに素晴らしい。もちろんB級映画の枠は予算的にも超えていないものの、終盤は大きな役割を果たしている。ただ本作の良い点は正直それだけだろうか。映像は良いがストーリーに魅力がない凡作だった。
地球にやって来るガンマ線を防ぐため、人間を変容させて神の領域に達することが出来る超人を創り、対峙させるという、今のディズニーが好みそうな内容だ。だがそのガンマ線の驚異を特に感じることは無く、「適応者」の主人公が力を発揮させるために一般市民を虐殺するように命令され、仕方なく従っていくという展開が永遠と続く。終盤は完全にスーパーヒーローとなり、そこだけは楽しめるが起伏のない物語で中盤で飽きてしまった。指示役の人間には敵がいないのか、ひたすら指示を出すだけで独裁状態。これが大衆向けのアクションムービーならばそれに対抗する組織やらがドンパチしてくれるはずなのだが、一対一のしょうもないやり取りを見させられている感覚になってしまった。
この脚本を磨き上げれば主人公の中年小太り親父も「アベンジャーズ」の仲間入りを果たせるだろう。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
GRB
嫁を病気で亡くしアル中になって家庭を崩壊させた男が力に目覚めて行く話。
頭の中に直接話しかけたり映像を見せることにより、主人公のオッサンを追い詰め反発による力の覚醒と安定を図っていく。
最終的には力を手に入れるのは判ってあるのに、みせたいことの主が力を得ていくところにある様でストーリーとしての面白味が少ない。
予告編に導入とオチだけつけたら充分に思える。
全5件を表示