「エロい事しか考えてないビッグフット」プライマル・レイジ MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)
エロい事しか考えてないビッグフット
出所した旦那を迎えにいった女性が、帰りの道中でビッグフットの恐怖に見舞われるモンスター・パニック・ホラー。
R-15+指定の、過激な殺害描写が多く用意されている作品であり、ビッグフットとしては珍しいのではないか。
肝心のビッグフットだが、他の方がレビューしているように、「プレデター」寄りである。プレデターが原始的な生活に戻ったような印象だ。彼らは武器も使うため、直接自らの手で仕留めに来るとは限らない。この辺がUMAらしくないが、そこが他作品との違いとして明確に描けていて良いのだろう。また、ビッグフットはヒロインのカラダに興味津々であり、子孫繁栄というか、完全にエッチな事を考えているのである。このヒロイン、出所した旦那にも襲われ、途中出会ったハンターらにもいやらしい目で見られ、本作では多くの性的被害に遭う形になる。そこも他作品との違いと捉えるかは別として、本編よりも色濃く印象に残った。
本作の雰囲気は、「プレデター」+「クライモリ」。この2作品が2:8位の比率で上手く溶け合い、1つの作品として仕上がったのだと感じる。意表を突く展開は特に無く、ストーリーに大きなひねりが無いが、
POV等で誤魔化したUMAモノとは違い、きちんと写し、きちんと襲い、きちんとグロい本作は好感が持てる。
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