みとりしのレビュー・感想・評価
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全ての世代にみてほしい
本来は生活の中の一部出会った看取り
デジタルな効率ばかり求める社会には逆行するように感じる方もいますが、人生の最後、どうしたいか?
考えさせられました!
送る人も送られる人も
人の最期のイメージが変わりました。
ちゃんと送る人、送られる人の両方が最期に向かい合う時間を作ること。その大切さを教えてもらいました。
暖かい死
誰もが避けて通れない死。
怖く恐ろしいものと思っていたがこの映画を観て覆された。
なんとも優しく穏やかな雰囲気の中、自分が望む自宅で旅立つ。
是非家族で観て欲しい映画。
観た後、両親と最期の時の事について語り合いたくなった。
あたたかい気持ち
死をテーマにした映画だが、観終えた後はとても温かく優しい気持ちになっていた。
早かれ遅かれ人はいつか必ず「死」の時を迎える。
それを忘れていた。
人がその話題を避けようとしているのはやはり死ぬことが未知で怖いからか?
あんなにやさしい最期なら、怖くないのではないかな。
誰かに迷惑をかけたくない…とは思うが、結局人は一人で死ぬことは出来ないのだろうと思う。歩いて棺に入れるわけではないから。むしろ関りを絶った方が迷惑をかけてしまうのではないかと…。
自分はあと何年生きるのか、たいていの人は今から死へ向かっているが、死を考えて今を生きると考えるとまた違うものが見えた気がする。
シニア世代だけでなく、若い人に見てほしい映画です。
上質な時間と余韻
人はこの世に生を受けた以上必ずこの世を去る日が来る。
このことを、今までは、
『人間は死ぬまで生きる』
と考えていた。
この映画に出逢ってからは、頭の中で
『人間は死ぬために生きるんだ』とリフレインが止まない。
それほど、旅立ちの大切さに痛感している。
やさしく、やさしく、やさしく
病気で余命宣告された人に寄り添い人生の終焉を看取る「看取り士」の話。
娘を交通事故出亡くし生きる希望を無くたが、かつての同僚の死を切っ掛けにその仕事を知り看取りとなった男性と、9歳の頃に母親を亡くした新人看取り士の活動と想いや成長をみせて行くストーリー。
オープニングの字幕でフィクション・演出という断り書きがあったけど、実際には介助を行うことはなくあくまでも寄り添う存在という看取り士。
看取り士という存在は必要な人には素晴らしいものなんだろうけど、死生観の違いか自分がまだ自身のこととして直面していないからか、イマイチ受け止められないというか受け入れられないというか…自身の親も数年前に余命宣告されて程なく死んだけど、そこにいて欲しかったとは感じられず。
映画としては仕方ないところもあるのかも知れないけれど兎に角キレイで優しいつくりで、ファンタジーはいらないし、もっと生々しく泥臭く、出来ないことへの葛藤とかも描いて欲しかったかな。
感慨深いよい映画でした
医学的、介護的視点で見ると、??というところがあって細部にもっとこだわってほしいな、という気持ちはあります。
でもそこを目をつむれば感慨深いよい映画でした。
高齢化が進み、がん人口は2人に1人に増え、終末医療の問題は多様化する中、死と向き合う恐怖の中、最後のときを穏やかに旅立てる人はどれほどいるのでしょう?
何を想い、何を残し、何を感じ受け止め受け取るのか、譲り譲られる思い、命・想いの巡り、家族の絆。
よく生きる、次に伝える、とは何か考えさせられる映画でした。
看取りし
試写会にて。
核家族、老老介護、天涯孤独な家庭が増えていく中で、ただただ最後のときを一緒に過ごしてくれる。
医療行為をする訳でもなく「大丈夫。そばに居ますよ。」と言って心を笑顔にしてくれる方達の事を初めて知りました。
とても素敵な作品にめぐりあえました。
ただ、そばにいて看取るということ。
試写会にて。
看取り士という職業について全く知らなかったが、人の死を共に看取るということというよりは、現代の高齢化社会において地方医療、介護の問題というものが浮き彫りになっているように感じた。見舞いがしょっちゅう来てくれるわけでもなく、病院でただ死を待つというのは苦しいだろうし、家で死を迎えたいと思うのは自然なことだと思う。
そんな人々に寄り添い、もしもの時に直ぐに家族に知らせる、病院へ連絡する人というのは確かに必要だし、死を迎えた人のそばにいることの重要性というものについて考えさせられた。それ以上にやはり人の死というものの重みは計り知れない。
つい人間は死から目を背け見ないようにしているが日常と隣り合わせなんだろうなあ。
自分が死ぬ瞬間について、考えさせられる。
予想外に素敵な作品に出会えました。
期待しなかったのが逆に良かったのかもしれない…。
生と死がテーマ映画だったので、ちょっと入りにくいかと思っていましたが…。
そんなこと全くなく、とてもわかりやすい良いて映画でした。
自分が死ぬ時について、具体的に考えたことがなかった私。
よく歳をとると、自分のお墓のこととか、財産のこととか、お金に関することばかり考えてしまいがちですが…。
この映画では、自分が最後にどんな姿で死んでいきたいかを考える映画。
病院で苦しみながら、管を全身に入れられて苦しむよりも、安心できる我が家で家族に見守られながら死んでいきたい…。
自分の死生観を決めることって、意外と重要なんだって思いました。
最近は、孤独死がよくニュースになってますが、誰にも知られずに死んでいくって想像以上に辛いのかもしれない。
1人孤独に死ぬよりも、大切な人や愛する家族に看取られて死ぬことの幸せって、思った以上に大切ですね。
自分の死をまだ具体的に考えたことは正直なかったけど…。
これから自分の人生最後をどう過ごすか、色々と考えさせられました。
また、この映画では、みとりしという仕事があるって事を教えてもらいました。
人の死ぬ最後の瞬間を看取ることで、安心してあの世に旅立てるということ。
安心感って人間にはとても大事なことだと思います。
誰かが側に寄り添ってくれているだけで、人ってあんなにも安心できるってことを学ばせてもらいました。
素敵な映画をありがとうございました。
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