「(この映画は)好きじゃない。けど嫌いと切り捨ててれない。」愛がなんだ kizkizさんの映画レビュー(感想・評価)
(この映画は)好きじゃない。けど嫌いと切り捨ててれない。
予想はしてたけど、すべての登場人物に共感できず。好きじゃないタイプの人種ばかり。
ストーリーも受け入れがたい。
けど心はミリ単位でザワザワしました。
こんな人たち好きじゃないと思いながら……いや思い込もうとして見てる自分も、彼らと同じく視野が狭くなってるのかなとか。
恋愛は……いや人生は理論的なモノではないなぁ、と。
彼らの取る行動は理解/納得できない。
けどそういう衝動や囚われが起こるのはすごくわかる。
自分はとにかく田中守みたいな人間が苦手なんだろうなぁ。
思わずいい女(ウルフルズ)のAメロを歌いたくなる;
キャラ設定、ストーリーは好きじゃない。
反対に演出、カット、見せ方、間、音楽、衣装、暗さ、淡さ、サブカル感……はツボでした。
そこは良い。
好きじゃない。けど嫌いと切り捨ててれない……って感覚は最近他の映画であったなぁと思い返してたら『横道世之介』だ。
あれも好きじゃないけど嫌いになれない映画だった。
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