劇場公開日 2019年4月19日

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「なんか、すごい」愛がなんだ CBさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0なんか、すごい

2019年5月17日
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鑑賞方法:映画館

角田光代の原作がいいのだろうが、この作品を撮ったのが男性監督って、すごく価値があることなんじゃないのかな。

ただひたすら尽くすという姿。相手に嫌がられたり便利に使われたりするが、それでも嫌になるわけではなく、ひたすら尽くし続ける。自分はそこまでできる方ではないが、そういう感じはわずかにはわかる。

女性男性という区別ではない。さらに、ぐるぐる回る関係性。尽くす側だけではない、尽くされているのに相手を嫌になる側にいた人も、ある日突然、別の人に尽くす側になる。

いいとか悪いではなく、そうなんだということ。小説ではなく、2時間の映画でそれを伝えきるのは、けっこう大変なことに思える。それを、恋愛に疎い自分ですらなんとなく理解できる映画にした、今泉監督の腕に感動。

なんか、うまく言えないけれど、すごい映画を観たんだと思う。ちょうど「勝手に震えてろ」を観た時のように。

2022/7/15 追記
そうだ。この映画が、今泉監督に触れた最初だったんだよなぁ。その後、多くの映画で俺を楽しませてくれている今泉監督、ありがとう。あなたの描く恋愛模様、すごく好きです。(恋愛に疎い俺に言われても嬉しくないとは思いますが、書かずにはいられない)

CB
TSさんのコメント
2024年5月5日

コメントありがとうございます。この監督の脚本とキャスティングのセンスは凄いと思います。

TS
Oriさんのコメント
2022年7月15日

コメントありがとうございました。「難しい」と思った部分をCBさんが言語化されていて納得しました。

葉子が誰かに尽くす姿が描かれなかったのをリアルに感じた一方、他人から見たら意外な人に尽くすこともあるのかも…とCBさんのレビューを読んでから思いました。

たしかに、2時間でこの予測不能さを伝えていたのは、すごい。

Ori
悠々同盟さんのコメント
2021年6月17日

CBさん
コメントありがとうございます
ダラダラと書き殴ったレビューにそう言っていただけて、恥ずかしいような、嬉しい様な笑笑
こちらこそ、CBさんのレビュー楽しみに拝見させていただいてます。
これからもよろしくお願いします。

悠々同盟
asicaさんのコメント
2021年4月30日

書籍の映像化はなかなか難しいと思うんですが、ナレーションの多用と表情でとても良く出来た作品になっていましたよね。
角田光代さんは最近ちょっと離れていたので原作未読ですが、彼女らしい、人の心のどうしようもない動きが上手ですよね、でも上手過ぎて時々ウンザリして読みたくなくなっちゃうという、、
勝手に震えてろ、ですか、見てみたくなりました。見ます!

asica
shotamalさんのコメント
2019年10月12日

CBさん
ありがとうございます!
私の方こそ、CBさんのレビュー楽しく拝見させていただいております。

映画を観た後の私の感想を、「おもしろいね」と言ってくれる人から勧められてこういう場に書くようになったので、
少しでもCBさんのようにコメント頂けますと大変嬉しい気持ちになります(^ ^)
ありがとうございます。

shotamal