劇場公開日 2019年9月20日

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「不思議な世界観」葬式の名人 いぬさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0不思議な世界観

2019年9月23日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

難しい

展開の仕方や演出がとても独特な映画。

最初、透明な空の瓶が大量にベルトコンベアーで流れてくる、という美しく穏やかな映像で始まる。それがこれからのこの映画のストーリーを暗示しているのか、、と思いきや!?...そうではない!

奇想天外かと思いきや平凡、現実的かと思いきやファンタジー、穏やかかと思いきや唐突、なんなら時間の流れもおかしい。どこまでも普通、を裏切ってくる。お、おお...そう来たか、‼︎ って観ながら何度か言いそうになった。

そもそも普通の感性とは、いったい何か...とまで考えさせられる妙な力がある。
ファンタジー的な要素も所々に散りばめられているが、作り手がそれをファンタジーと捉えていないかのような演出が多く、それに惑わされると頭が混乱する。しかもそれをどこまで"狙って"いるのか...?! が、まったく分からない。そこがまた、不思議。

映画を観るとき、人はその先がどうなるのだろう...?と無意識に想定してると思うが、この映画はことごとくその想像をぶった切ってくるのだ。
そもそものストーリーは、急死した青年「ヨシダ」を弔うとてもシンプルなものなのだが、観終わってみるとかなり複雑な心境になる。

いぬ
gtochanさんのコメント
2019年10月10日

最初のシーンも好きでした。いちいち共感できるレビューです。

gtochan