スマホを落としただけなのに(2018)のレビュー・感想・評価
全131件中、1~20件目を表示
スマホだけだと思っていたら、大間違い!
個人的に、スマホの扱いがヒドイと思っている。理由は、画面が割れていたり、自転車スマホや歩きスマホなど「ながらスマホ」をしているバ可どもが、多過ぎる! 一度で良いから自転車スマホの人間は車にひかれると良い。そうすれば、自分の愚かさを理解できるだろう。まぁ、理解できないだろうけどねw 理解できてたら「ながらスマホ」しないはずだから。
ちなみに私は、自転車に乗ったり歩いている時はポケットにスマホを入れ、サイレントにしている。
映画のことを話すと、主人公の男と結婚を前提に付き合っている北川景子がいる。しかし、北川景子は主人公からプロポーズされても、なぜか理由をつけて断るなど煮え切らない態度。
そして映画のストーリーを言うと、スマホを落とした主人公がそのスマホを拾った人間にスマホを勝手に使われる、みたいな感じだと思うでしょう。
ところが、スマホは返ってきたが主人公のスマホを拾ったやつが、チョーやばいやつで、主人公や彼の恋人(北川景子)の日常が破壊されていく。
スマホを拾ったやつは、スマホやパソコンなどの扱いに長け(たけ)、おまけに殺人鬼だったのだ!そして主人公の恋人も捕まり、殺されそうになる。そこへ、殺人鬼と同じ境遇の刑事が同じ匂いを持つ殺人鬼の居場所を探し当て、助けるのだった。同じ匂いと言うのは「子供の頃、母親から虐待を受けていた」と言うこと。
で、終わりと思うでしょうが、まだ秘密がありますw 主人公の恋人である北川景子は実はなりすましだったのです!!! 昔、北川景子と女性の友人が一緒に暮らしていたのですが、友人が株で大損をし、マンションや職場にヤカラが押し掛けるのです。
で、北川景子の友人は、北川景子への罪の意識から、電車自殺をします。そして、北川景子はその友人として生きていくのです。顔は整形して綺麗に。主人公からプロポーズを受けても煮え切らなかった理由はこのことだったのです!なりすましは殺人鬼だけじゃなかった!
で、主人公は一度は北川景子のことを忘れるのですが、スマホで一緒に写っている写真を見ていると、再び愛情が湧いてきて、二人の思い出の場所であるプラネタリウムで再会を果たすのです。めでたしめでたし!
ではなく、そのプラネタリウムにデートで来ていた高校生のカップルが、帰ろうとするのですが、男がスマホを落とすのです。もしかしてこのスマホが、今、上映中の『スマホを落としただけなのに 最終章』につながっていくのかも知れません。だから、スマホは大事に扱えって言ってるの!!!このレビューの冒頭でも言ってるでしょw バ火は死ななきゃ治らないとは本当のことだとつくづく思う。あなたはバ火ですか?w
親しい人間が携帯を落としたことによる発生するリスクと恐怖にはゾットさせられた。ただ暴かれた秘密には、興醒め
中田秀夫 監督による2018年製作(116分/G)日本映画。
配給:東宝、劇場公開日:2018年11月2日。
原作は読んで無いが、携帯にあらゆる個人情報を入れている今こそ起きる恐怖を描いて見事なストーリー展開と感心。自分もiPadを置き忘れて、警察経由で幸い戻ってきた経験があるだけに。
長い黒髪の女性を狙った連続殺人鬼のターゲットになっていることがこちらには見えており、北川景子が感じた恐怖感が、大きく増幅して感じられた。彼女の黒髪の美しさが強調されていて、配役がピタリと思った。
ただ何と言っても、携帯を入手し北川に迫いこんでいく成田凌の気持ち悪さが、一級品と感じさせられた。実は、凄い俳優だったんだね。千葉雄大演じる若手刑事の生育環境に何かある様であったが、それが生きていなかった(次回作に反映?)のには、少しガッカリさせられた。
最後に方で暴かれる北川景子の大きな秘密、整形手術で友人に成り代わっていたには、原作通りとしても、類稀な彼女の美貌も有り、リアリティが感じられなかった。整形手術でそこまでの技術はまだ無いだろう。せめて双子にするとか、姉妹にするとか出来なかったのか?
監督中田秀夫、原作志駕晃、脚本大石哲也、企画プロデュース平野隆、プロデューサー
刀根鉄太、 下田淳行、 辻本珠子、共同プロデューサー星野秀樹、 水木雄太、ラインプロデューサー及川義幸、撮影月永雄太、照明藤井勇、録音室薗剛、美術磯見俊裕、 塚本周作、装飾平井浩一、衣装宮本茉莉、ヘアメイク外丸愛、編集青野直子、音楽大間々昂 、兼松衆、主題歌ポルカドットスティングレイ、VFXスーパーバイザー立石勝、スクリプター吉田久美子、助監督佐伯竜一、制作担当高瀬大樹、 松下博昭。
出演
稲葉麻美北川景子、加賀谷学千葉雄大、浦野善治成田凌、富田誠田中圭、毒島徹原田泰造、
小柳守バカリズム、武井雄哉要潤、杉本加奈子高橋メアリージュン、大野俊也酒井健太、
天城千尋筧美和子、桜井ユキ、北村匠海。
現代に忍び寄る危機は、すぐそこに・・・
何回見ても面白い!
こんな怖い映画ですが、充分に堪能させてもらいました。
実際に今の生活でスマホの占める割合ってスゴいですよね。家電まで操れるんだから、ほぼ全てと言っても過言ではないような気がします。
それだけにこの作品で描かれている「スマホを落としただけなのに」ってのは、明日は我が身に起こりうる恐怖の出来事じゃないかと、皆が危機感を持ってもいい内容だと感じました。
単なるフィクションでは収まらない! 日本人は危機感が足りない。全てにおいて平和ボケしている。そんな世界に一石投じた感じがする一本でした。
北川さんはホンッと魅力的な女優さんです。母親になって穏やかさが滲み出ているようで、益々好きになりました。
田中さんも良いです!実にしっくり来るいい感じでした。
原田さんのブスジマ刑事もけっこう好きです。本人は一生懸命役者しているようですが、なぜか笑っちゃいました。上手い下手とか言えるほど、演技に詳しくもないのですが、なんかB級感溢れる感じでした。そこが良かったんですが。
それから、千葉さん。彼も良いですね。あんなに可愛らしい顔してるんですが、ちょっと謎めいた部分のある人物やらせたら最高です。おっと、これはネタバレに繋がっちゃうかな?
【と、言うことでここからネタバレです。】
まぁ、ネタバレと言っても、2作目でハッキリ表に出ちゃってます犯人の成田さんがホンっと素晴らしい。
展開的には何となく読めちゃうし、怪しげな雰囲気出してた人がやっぱりねって感じでは、あるのですが・・・
犯人だと自白した後の豹変ぶりがスゴかった。
2作目以降で、中心になるのも納得の強いキャラだと思います。
公開当時はネタバレ厳禁ってとこもあったから、みんなと話ができなくてホンっと悶々としてました。
そして、ラストに関しては大満足です。ホラー大好き、昔の必殺シリーズやさらばヤマトの全滅が大好きなオヤジですが、年のせいかな、こんなハッビーエンドにホッとするようになっちゃいました。
いやー、楽しい一本でした。主題歌も良かったです。
おっと、話が飛んでました。千葉さんですが、結局、彼もまた犯人と同じような境遇だったということでしたね。 犯人の心理に深く入り込める名刑事?なんてね。
私の全てが壊されていくー。
感想
『リング』などを手掛けた名匠・中田秀夫が監督を務めた、北川景子主演ミステリー映画!
SNSが欠かせないツールとなっている現代に、身近に起こり得る恐怖として多くの人の話題をさらった大ヒットSNSミステリー。
スマホという身近な題材なので怖いです。
絶対落としたくないと思います。拾われる人次第だとは思いますが…。
スマホ=プライバシーです。
成田凌のイカれっぷりが良きでした!
北川景子の演技は微妙ですかね…笑
要は麻美と美奈代の入れ替わり笑
最後には北村匠海も出てたなんて…。
エンディングのポルカドットスティングレイのヒミツは良かったです!
※スマホって宝箱にもなるんだよ
※おはようございまーす!
私も 紛失したことあり
私は旅行の出発時、空港の個室トイレの中(トイレットペーパーの上)におき忘れたことがあります。すぐ空港の守衛室に届けられたらしく、その間ちょいと行方不明になりましたが、結果的に大丈夫でした。(帰京後、無事返還されました)
この映画。成田凌は悪い奴だのう。という感想しかありません。北川景子さんは、なんかもう一つ面白くないし(理由はあるのですが)、成田凌の悪さだけが目立ちます。
見せかけは、携帯のことで困ってる人を助けるとかほざいて人を助けるふりをして、その裏では趣味で連続殺人鬼をやっていたとは。
しかも、自分を見えにくくするために、囮を置いて、我々観客さえも騙そうとしている。尺が結構長くて、見るのをどうするか躊躇ったのだが、なぜかこの映画にバカリズムと北川景子が出ており、2人を見たいがために、最後まで見ました。(「ブラッシュアップライフ」があまりにもよかったせいです)
ラストは、北川景子がじつは別人だった‼️という話で、おいおいと言うような話なのだが、まあこれはこれでいいのかなあ。
バカリズムは、ちょいと北川に興味を持っていたという上司の役。出演のみだと思います。
ラストは、静岡の遊園地跡まで彼女を探しにゆき、メリーゴーランドで死闘を繰り広げる。
犯人がわかるまでがドキドキで、犯人がわかってからもドンデン返しのようなものは2回くらいある。
ラストを入れれば3回か。
最後、スマホ落としてゆくなよ。すごい気になるではないか。
話が面白い
................................................................................................
田中と北川は交際してたが、田中がスマホをタクシーに置き忘れる。
一見親切な人が届けてくれて手元に戻るのだが、データを盗まれてた。
それ以降勝手にカードを使って買い物をされたり、
SNSを乗っ取られて勝手に画像や動画を上げられたり。
そして悪意により互いに浮気を疑うように誘導され、仲も険悪に。
犯人は何かと力になってくれたサイバー犯罪対策会社社長の部下だった。
というかその社長も架空の人物で、犯人が北川らに近づくための餌だった。
犯人は母親に愛されなかったコンプレックスを持っていて、
長い黒髪の女性を監禁しては殺すということを繰り返してた。
そしてついに北川も睡眠薬を飲まされ監禁される・・。
殺されかけたタイミングで、田中が助けに来た。
北川の携帯には追跡アプリが入ってたため。
でも弱いので犯人に殺されかける。でもそこに警察が到着。
刑事千葉も母親に愛されなかった過去があり、犯人の行動が読めたのだった。
あと元IT技術者だったため、犯人のメールの発信場所を突き止められたため。
そしてこれを機に北川の秘密が田中にバレる。
北川はかつて親友の裏切りで借金地獄になり、親友はお詫びに北川として自殺した。
以降、北川は親友の名を語って生きて来たのだった。
結局田中は北川を許し、ヨリを戻す。
................................................................................................
劇場で見た。
感動するようなシーンは少なかったけど、話が面白いからすぐに終わったわ。
個人情報がもれてストーカーに遭うのかなくらいに思ってたら、もっと壮絶やった。
殺されかけるわ過去を暴かれるわ。ここまでは予想できんかったな。
まあ北川が親友になり切って生きて来た経緯はよう分からんけどな。
親友も投資に失敗して破滅してんやし、北川より悲惨な人生やと思うのやが。
勝手に名前を使われただけの北川としての方が、まだ生きやすくないか??
あまり感情を出さないタイプの北川景子の恐怖や怒りの演技はグッと来た。
自分は割と熱い人間だと思うんだけどって言ってたけど、分かるわ。
あと成田の狂気の演技も結構良かったな。
突然の整形ネタぶっこみでIT関係ねえ(笑)
スマホから紐づくITホラー的なお話かな?と思ったら整形して恋人とゴールインする直前だったのに、でした()
『スマホを落としただけなのに』公開当時話題で地上波放送もされていてそこそこ期待して鑑賞。タイトルにもある通り、「スマホを落としただけのに・・・なんで私がこんな目に!」ってな感じで昨今の情報社会ならではの”情報流出の怖さ”、みたいなそんなお話かと思っていたらビックリ仰天あのリングの中田秀夫監督作品だったんですね!
なので割と正統派なホラーで観やすかったです。
ジャニーズは見分け付かないけど北川景子は思っていたよりも演技力が抜群で、正直あまり興味が無かったですが本作をキッカケにインスタフォローしちゃいました❤(聞いてない
世間的な評価は低いですがあの表情の変化が愛くるしいです♪
さてさてプラス評価はこれくらいで、本作、、、、スマホ導入だけやん(笑)
これは僕の勘違いでもなんでもなく、当時の宣伝ポスターでもスマホを落としたことによっての情報流出の恐怖みたいな宣伝のされ方がしているんです。で、実際途中まではそんな感じなんですが、まさかの急展開。
なんと主人公北川景子が実は整形して他人の人生に入れ替わってましたという犯人よりもお前の方が遥かにサイコパスで怖えよというオチに(笑)
しかもそれが北川景子は北川景子でまたそいつの情報を盗んでました的なIT犯罪の連鎖的なお話であるとかそういう訳でもなく、これは全くの別件なのです()。
つまり、分かりやすいハッカー的な犯人以外にも身近にも情報を盗もうとするそんな恐怖の連鎖を描いた現代的なITホラー作品かと思いきや、明確な悪役は一人だけで後は被害者か無関係というオチであり、その辺の疑心暗鬼バトル開幕とかでもないんです。
全くの別角度からその北川景子が実は友人との入れ替わりネタっていう当時君の名は。にでも影響されたんでしょうかね?と問いたくなる意味不明で浮いた真実が突然明かされて、しかも何だかそっちがクライマックスなのです。
ん?スマホ落としてからの(そもそも落としたのは北川景子じゃねえし)情報流出の恐怖とかよりも、入れ替わりネタの方が遥かに怖えんだけどコレは何なの?という感じ。
それでも途中までは思っていたよりも正当派なホラーで北川景子も熱演で面白かっただけに、最後の最後で意味が分かりませんでした。
一体どういうメタファー、何に掛かっているんでしょうか?ハッキングするような変態よりも涼しい顔してランチしてる整形女の方がよっぽど不気味って事なんでしょうか?
黒髪ネタも分かりづらく、無意味に刑事が犯人かも?とミスリードさせる描写も安っぽい。そんなに黒髪にトラウマ有る男子は居ませんって(笑)。
もっと素直にライングループにあちゃ~な画像流出して『ああ~もう~~』が観たかったのに、テンプレハッカーに脅されてそいつと最終的には対決+の謎整形設定というトンデモ作でした。
つまり、駄作です。
数年前に原作を読んだものの、犯人を忘れてしまった状況での映画視聴。...
数年前に原作を読んだものの、犯人を忘れてしまった状況での映画視聴。「そうだった。全ての元凶は主人公の彼氏だった…」と思い出し「そういえば主人公も…」と記憶が蘇りました。田中圭がすごい彼氏役にぴったりだなぁと思います。面白かった。
怖いけど、ないかなぁ
彼氏(田中圭)がスマホを落としただけで、ITに詳しい猟奇的な犯人(成田遼)に様々な嫌がらせを受け、このはんには母親に似た黒髪の女性を何人も殺害し、ITに詳しい情報は警察官()千葉雄大)が、海外サーバ経由でという事を何とか到達し、犯行現場に到達。
まぁ、絶対ないわとは言わんけど、このjapaneseでは、新設な人が多いので、普通はあり得ない。
でも、個人情報の塊を失くしたら恐ろしい。
才に走りすぎ
ガラケー時代のサスペンス「セルラー」が予想外に面白かったのでスマホならもっと凄いだろうと思って鑑賞。
まさに時代を反映したタイムリーなミステリー、それをホラーの巨匠中田秀夫監督が撮ったのだから痺れます、シャワーカーテン越しのショットはヒッチコックの名作「サイコ」へのオマージュでしょう、ホシの好みがハワイアンというのも凄いギャップ、遊びもいれる余裕は流石です。
詐欺とか成り済ましとかスマホを悪用されたら起こりそうなことは、まさにあるある、その上、変質者の手に落ちての猟奇殺人、それだけでも話としては十分成立するのに麻美の過去の秘密まで絡めるのは盛りすぎ、映画では母親に虐待の過去を持つ犯人と刑事の対比などさらに盛り込んでいますが才に走りすぎた感、監督のドヤ顔が見える気がします。
ただ、監督も美女をとるか悪女にするか悩んだのでしょう、原作ではAV女優なので顔バレ、過去を消す為の整形と成り済ましは必然だったのでしょう、流石に主役が北川さんだし、ハッピーエンドでは引きずると考えて変えたのでしょう、動機が弱くなった分エピソードが浮いてしまった、私なら思い切って過去の秘密はカットでのシンプルな一件落着を望むところですが根っからの業界人の原作者がそれでは納得しないでしょうね。
おとぼけカップルの幸薄劇
警察は地上戦に強いと聞いたことがある。
防犯カメラに一度映れば、地上にいる限りどこまでも警察は追えるらしい。
でも、ネット上で複雑化、凶悪化していくサイバー犯罪には、犯人と紙一重の思考を持つ者でないと太刀打ちできないのであろう。千葉雄大グッジョブ!
実際は見つけた犯人もトカゲのしっぽと言うことが大半だろうから、本作内のように犯人が個人的欲求丸出しで直接被害者に接触する例は珍しいのではないか?
作品にするために、事件を単純化していると思わざるを得ない。一応、なりすましさせられた犯人が捕まったり、バカリズムが疑われたりのくだりはあるのだが。
ちょっとうっかりスマホを落としたり抜けてるところがあって、結婚を危ぶむほどアホなのかもと思わせて、そうでもない田中圭演じる富田と、賢く思慮深く見えて、実はすごい秘密持ちだった北川景子演じる麻美。人ってわからない。
北川景子は、本人は頑固なほどしっかりしているのに、なぜか幸薄、という役が続いている。
親は再婚、借金に名義を使われ、中絶を経験させられ、親友を亡くし、彼氏がスマホを落として殺されそうになり、秘密を暴かれ、みなよとしても麻美としても散々だ。本人に非があるとすれば、友達の頼みを断れないくらい。スマホは変えられても、戸籍は結婚しても改名しても追えるし、今世ではなりすましくらいしか生き直す術がないのがかえってかわいそうに思える。
特定できるID、パスワード、画像、プロフィールを使わない鉄則を絶対に守り続けようと思わされる作品。
そして、そういう発想なくリスク管理が甘かったり、自己顕示欲丸出しな知り合いを持つのも、そこから芋づる式に被害に遭うから嫌だなとすら、思わされる作品。
作品の重さをやわらげるためなのか、狂った凶悪犯役の成田凌が愉快犯のようにふざけている姿が、薄気味悪さを助長するというよりは、こちらも笑ってしまうようなコミカルに軽くうつってしまうのが良いのか悪いのか。
スマホで色々トラブルに巻き込まれていながらもなお、最初から怪しさ満点の成田凌に神頼みのようにスマホを預けるおとぼけカップルが信じられないが、心境はわかる。
原田泰造が、刑事役が何を見ても本当に似合っていて、ルックスもキャラもそっくりだし、いつかルパンの実写化作品に銭形警部役で出て欲しい。そうしたらルパン役は賀来賢人がハマりそうだなぁ。
「スマホを落としただけなのに」…こんな目に遇うのは一千万人に一人くらいでしょうか。
①貞子もので散々くさしている中田秀夫監督だが本作の演出はまあ及第点を上げられるかなと。脚本に助けられている面はあるかもしれないけど。巧味がないのは相変わらずだが(やはりくさしている)。②田中圭扮する富田君は大変でしたね。もとはといえば貴方がスマホをタクシーの中に忘れたのが全ての始まりだったのですが、色んなひどい目にあった挙げ句に恋人の素性までわかっちゃうなんて。生まれてくる子供が北川景子とは似ても似つかなかったら、ちょっと後悔するんじゃないかと余計な心配をしてしまいました。③ミステリーとしては一人二役のトリックを犯人が見破るところが面白い趣向だなと思ったが、話としては盛り込みすぎ。スマホ社会の怖さを伝える話(でしょう?)が変な方へ捻れてしまった。④成田凌の怪演が無ければこれ程面白く成らなかったかも。しかし終盤は成田凌の演技に頼りすぎた演出になっていたように思う(とまたくさしてます。)⑤犯人が被害者の女の子たちを吊るして刺し殺すセットは『サイコ』のオマージュだとすぐわかるし、犯人をサイコパスにするのは仕方ないとしてネグレクトチャイルドだったという設定はこのご時世ではあまり宜しくないのでは。⑥スマホにそれほど依存していない人間には、置き忘れたスマホがたまたま異常にITに詳しい異常者に拾われたことによって起こる話など怖くもなんともないが、そんなレアな話を万人が怖がる話にするのが演出の腕なのでやっぱり監督が悪いのかな(結局くさして終わってしまいました)。⑦また、ストクレジットに流れる歌が火曜サスペンス劇場の主題歌のような時代錯誤の酷い歌。
視点はいいと思うけど。結局は名作の真似事
スマホを落としたというだけでくりひろげられるストーリーは良かった。
そこで隠した過去とむきあうことになる主人公。それを乗り越えるというか、受け入れる2人の男女の愛や信頼も良かった。そこでとどめておけば良かったのに。
ミスは、なにもかも犯人にさせたこと。
犯人は変質者であり連続殺人をするシリアルキラー。
それが、ただの興味本位で、ずるずると嫌がらせやSNSをのっとって過去の写真をおくったり、浮気をうたがわせるような映像を相手に送ったりしない。
それは一般の人がやるならわかる。
けどシリアルキラーなら、そんなことはしない。
すぐにとらえて殺すだろう。
甘い。
犯人逮捕のときも、刑事が言う言葉。これはレッドドラゴンの真似にしか見えないし、犯人の部屋も羊たちの沈黙を思わせる。
アトリエがあるなら、最初から、そこに住んでるだろ。被害女性の家にいる意味がない。Wi-Fiがあるからか?なんにしろ、犯人像の背景が雑。
面白ければそれでいいのかもしれないが、それなりに筋をとおしてほしい。
そこをきちんと描写できないから、あくまでB級映画という匂いがする。
羊たちの沈黙や、レッドドラゴンという名作の冒涜でしかない。
日本を背景なら日本らしく、動機も日本らしくきちんと書き上げろ。
むしろ怒りがわいてくる。
ただの真似事しか出来ない、陳腐な脚本、演出。
知的さのかけらもない。
最初のスマホのアイディアをただ丁寧につないでいれば良作になっただろうに。
終盤、やっちまったな!!
ドラマ部分だけだと恐らく退屈だったと思いますが、スマホの怖さを結構な比重でフィーチャーして、加えて登場人物が大体バカなので、良い現代劇になっていると思います。彼氏が落としたスマホで、彼女の方が脅かされていくのも良かったです。犯人側のシーンだとハワイアンが流れるのも、良い工夫だと思います。警察の新人君がやけに冴えていて、泰三が不要でした。北川景子と、家庭教師時代の教え子の二の腕が綺麗でした。終盤はかなり散漫で、後で付け加えたのか!?という蛇足っぷりですが、もうスマホは関係無いのでさっさと終わらせるべきだったと思います。北川景子に「整形して顔を変えたの」と言わせるのはレべルが高かったです。
ありそうで怖い話
ちょっとしたミス、忘れ物なのに、ありそうで怖い。いい人が多い日本では性善説で物事を考えがちで、そういう意味ではユニバーサルスタンダードか? 便利よすぎて喪失時のダメージが多すぎるし、なりすましのパスワード盗み手口も本当っぽい。さらに、本当の入れ替わり、なりすましを重ねるストーリは悪くない。
北川景子の大げさに見えるいつもの演技も、怖さを強調するようであっていた。
話題作だが深夜番組を映画化した程度の水準
総合:50点 ( ストーリー:50点|キャスト:60点|演出:50点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
話題になっていたから期待していたが、わざとらしい演技と演出、強引な物語に失望した。やたらと主人公が困っている都合の良い時期に近づいてくる人がいたので、犯人が誰かはすぐにわかってしまい、謎解きの面白さもなかった。主人公が友人と入れ替わっていたというのは想像していなくて唯一の驚きはそこだが、それも強引。
主題の目の付け所は悪くない。携帯電話とITが生活に非常に重要になり、当然そこに多数の重要情報があり、侵入されると好き勝手にされてしまうというのはわかる。だが昔の家庭教師の教え子と昔の男を引き合わせるとその人たちが強引に迫ってきて決定的場面が録画出来るとか、都合の良い出来事が簡単に起きすぎる。
同居していた友人の麻美はなぜ自分名義ではなくわざわざばれると困るし実行も困難な美奈代名義で借金をしたのか。まずは自分名義で借金するものだろうし、それでも不足するから闇金に友人名義で借金したのではないか。それでは美奈代が麻美に入れ替わったところで借金があることには変わらないだろうし、それがなくても簡単に身分を入れ替えられるとか、そんなに簡単に人生をやり直せるというのも疑わしい。
閉園した遊園地に電気が通っていてそれが稼働可能で、しかも殺しをするときにわざわざ目立つように稼働させるというのもわけがわからない。遊園地で遊具を稼働させながら殺人場面を撮影すると盛り上がるからそうしましたというだけでしょう。
もう何かと強引で突っ込みどころがあまりに多いし、それでいて演出が安い。それなりの話題作で大作なのだろうが、そんな水準の作品に思えなかった。深夜番組に金をかけて映画にしてみました程度のもの。まずは脚本の粗さをなんとかしてもらいたい。
面白かったのに後半昭和の刑事ドラマ
なかなか面白かったのに後半の犯人が捕まるところの詰めが甘くて昭和の頃散々やってた刑事、警察ドラマのようでリアリティーがまったく無くてガッカリした。
恋人を助けに行くのに警察に連絡もせずに東京?から静岡まで単身行く男?坦々と彼女を救いだすけど普通あんな場面に遭遇したら腰抜かすでしょ、そしてまず警察に連絡するのでは?追う警察の方も変?あんな立派な捜査本部があるのに『Nシステムで追跡だ』とか言ってたった二人で現場へ(後から警官隊来るけど)遊園地にたどり着くのは若い刑事の勘という事は何人も人を殺してる犯人逮捕に向けてたった二人の判断で動いてる、しかも最後に犯人と若い刑事と二人だけで対峙、空に向けて空砲を撃つ事も無くいきなり発砲、撃たれた方も撃たれた時だけ痛がって後は普通、ふつう痛くて転げ回って泣き叫ぶと思うよ。若い刑事の幼少期のトラウマは完全にジャマ、ヒロインの過去ももう少し上手くストーリーに挟み混んで欲しかった。キチガイ犯人がいる前で冷静に語れる内容じゃない。
全131件中、1~20件目を表示