「スマホを落としただけで映画を撮るのは難しい」スマホを落としただけなのに(2018) shinさんの映画レビュー(感想・評価)
スマホを落としただけで映画を撮るのは難しい
録画していたのを今日見終えました。あれから2年か…。スマホ依存率は年々高くなっているわけで、今ではスマホになんとかpay入れてキャッシュレスも当たり前になりつつ、いつの時代でもスマホ落としたらエライことですね。
まあしかしこの映画では、スマホ落としたら起こり得る恐ろしいことをいろいろ網羅しているけど、北川景子の演技に迫真さが全くないもんで、鬼気迫るものが伝わってこないんですよね。予想通りでしたが。
それにしても、美人女優さん使う映画にありがちな、お洒落なオフィス、お洒落な自宅、お洒落なレストラン、お洒落なバー。そして常にお洒落な服装、お洒落な食事。もうこの80年代バブルの頃のトレンディドラマみたいな風潮なんとかならないんですかね。メアリージュンさんもNetflix で見た火花のときのような素朴な一女性感がなくて、単なるお洒落ドラマの一部と化して残念だったな。
田中圭さんは、ただのイケメン俳優って感じじゃなくて、演技力で勝負できそうな俳優さんって感じで好感持てました(偉そうですが…)。
成田凌さんのサイコっぷりも最高。
原田泰造もバカリズムも演技上手いね。お笑い芸人ってコントなんかで演技力磨いている方たちも多いので、映画ドラマに抜擢されやすいというのも納得。泰造さんは、たけしのアウトレイジのときよりはるかに良かった。
と、まあ脇を固める役者さんたちはなかなかの演技で見応えあったのですが、予想通りというか北川さんがね…苦笑。美人さんだと、あれでもてはやされるんだから、得ですね。
ストーリーも予想通りで、あまりハラハラ感はなかったな。最後の稲葉麻美のカミングアウトもあまり悲惨さがなくて、ただスマホ落とすとそんな過去までバレちゃうから怖いよね、って話しなんでしょう。
で、結局二人結ばれちゃうのね。
まあこれもお洒落邦画の定番なのでしょう。