「ラストに向かうしっちゃかめっちゃか感はアリ・アスターならでは」ヘレディタリー 継承 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストに向かうしっちゃかめっちゃか感はアリ・アスターならでは
不気味×美しい×不穏な音楽×ラスト近くになるに連れしっちゃかめっちゃになっていく
のは、アリ・アスターならではなんだと確信しました。
私は、『ボーはおそれている』がアリ・アスター初体験だったのですが、
上述は共通点ですね。
『ミッドサマー』は明日観ようと思います。
で、本作。
本当に見せ方が悪趣味。不快感しかないビジュアルとストーリー展開は、
さすがとしか言いようがないです。
ホラー的描写はところどころ差し込まれるものの
怖いというより不気味&悪趣味と言った方が的確な気がします。
生首とかアリとかハエとか血の色とか、マジで気持ち悪いです。
一番ショックを受けたのは、チャーリーの首が飛ぶシーンです。あれはヤバかった。
降霊術の話になってきたあたりから、あれれ?と思っていたら、
なんとなく予想していた(アニーの母が残したメッセージあたりが布石)
悪魔教👿的な、悪魔復活の話になっていくので、
そういう作品だと理解して観ることができましたね。
ラストシーンの、ペイモンになったピーターへの戴冠時に
ちゃっちい王冠👑の残念なところと、とりまく信者が真っ裸で
特に男性のビジュアルには気持ち悪くなりました(笑)
でも、ボーもあんな感じの描写はあったしなぁと思うと、これがアリ・アスターなんですね。
2018年の公開時には、ポスタービジュアルだけでビビりまくり腰がひけてしまって
敬遠していたのを少しばかり後悔していて、ずっとそれを根にもっていて(ピーターみたいですね)
4日前にチャレンジしたらまさかの寝落ち(お酒が入ったのがよくなかったですね)し
本日リベンジ鑑賞しました。
観ておいて良かったです。自分の気持ちがスッキリしました。
明日は『ミッドサマー』にチャレンジします。これまた同様の理由で敬遠していた作品です。
さて、冒頭に書いたことがこの作品も共通している特徴なのか、そういう観点を入れて鑑賞します。