「チャーリー、可哀相。」ヘレディタリー 継承 keiさんの映画レビュー(感想・評価)
チャーリー、可哀相。
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魔王ペイモン(パイモン)の降臨と存在の自由と
一家の悲哀(否eye:否愛:神の否定)を描いた作品。
非情で凄惨な描写が多く、一見精神を病んだ者の
妄想言動を主としたものかと思わせるが、そうではなく、
単純に悪魔誕生を描いた作品であった。
悪魔誕生という結末が故に、それを知った“後”、
一家が物凄く可哀相な存在となる。
一家がどんなにもがき、あえいでも、結末は決まっているから。
チャーリーも、アニーも、ピーターも、スティーブもみんな可哀相。
“どうして生んだの?”
“生みたくなかったけど、どんなことをしても殺せなかった”
のセリフは本当に可哀相で、悪魔的。
あと、この魔王の他に8体の魔王。
大公、公爵、侯爵、伯爵、騎士、総裁が63体。こわ。
この後の魔王&悪魔降臨、対となる天使降臨、
指輪と使役を含め、妄想が膨らむ膨らむ。
アリ・アスターは天才。
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