「面白かった。ただ、もう少しこうすれば、、というところも」ヘレディタリー 継承 kuat_mwさんの映画レビュー(感想・評価)
面白かった。ただ、もう少しこうすれば、、というところも
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悪魔教の罠にはまっていく家族の姿、そしてその死にざまがとても痛々しいのですが、それはそれですごくはまりました。こういう映画にこういう評価は?という気持ちがいつもありますが、面白かったし、観てよかったです。抑圧的な映像音楽も好みです。
ただ、悪魔教の描き方がもっと何とかならなかったのかなと思います。
悪魔の王ペイモンが3つの首を生贄に召喚される絵だけで説明するところは三つの首の箇所を母親が気づいてアップにするとか(そうでないと、自分の首を切るシーンはショックが半減)、ラスト、離れのツリーハウスでの戴冠?の儀式はこれまでの抑圧感がなくなって平板なリアル映像になってしまって、裸の信者たちに淫猥さ不気味さは感じなかったし。悪魔教の映画はその後味の悪さが大事だと思うので非常にもったいないです。このスタッフならたぶんできたはずです。エンドロールの音楽も肩透かし感がありました。
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