「アホな家族を鑑賞させられる辛さ」ヘレディタリー 継承 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
アホな家族を鑑賞させられる辛さ
祖母の死んだ後、家族に災難が降り注ぐホラー映画。
劇場での予告編にて面白そうだったから鑑賞したのだが、完全に的外れで残念だった。
原因は描かれている家族。
色々とこの家族、まともな様に見えて部分部分が抜けている。簡単に言えばツッコミ所が多いのだ。
(最初の災難を例に例えると、災難までのシーンが災難直後の行動不可解さで台無し、災難の理由や追求も災難が起きてかなり経過して話し合うなんて、、、普通子供の帰り待つなり、最悪でも起きた朝一やり合うだろ?的でありえないやこの家族って感じ。)
「家族みんながアホなんだろう」と思えば済む話なんだが、その後もアホ過ぎて感情移入も出来ず、真面に観る気は失せてしまっていた。
その後シナリオも一体どの方向へ持って行きたいのかが分からず。いや、ドラマ性もだんだん無くなり、「ただ怖がらせたいだけだろ?この映画。」と化していた。
最後の王様もう〜ん。悪魔のオカルト設定が裏にあるとしてもつまらん。
人間ドラマ部分に計画性が無いホラーってこんなに面白く無いんですね。
こんなんだったら、ドラマ殆ど無しのアホな事してる最中にどんどん人が殺されて行く様なB級ホラー映画を観ていた方がまだマシである。
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