「Please Stand By」500ページの夢の束 ku-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
Please Stand By
最近見たベストな映画、『ローマンという名の男 -信念の行方-』(ローマンというなのおとこ しんねんのゆくえ、Roman J. Israel, Esq.)2017年アメリカ映画 でローマンは自閉症っぽい役をした。
『500ページの夢の束』(ごひゃくページのゆめのたば、原題:Please Stand By)
2017年のアメリカ合衆国映画。
監督はベン・リューイン、
この映画では自閉症の女性、ウエンディー『スタートラック』が大好きで、この話の内容を全部暗記しているほど、何かに特別な才能がある。彼女自身の冒険が(パラマウントピックチャーに自分の書いたスタートラックの話を一人で届ける)彼女に自信をつけ、彼女の将来を明るくした映画。
彼女はアメリカカルフォルニアのオークランドの施設に住んでいる。その彼女がロスのハリウッドまでバスや車にのって一人で行く。彼女の自閉症はすこし大変なようで、自分の施設の前からロス行きの長距離バスが出ていると思っている。毎日のルーティンを暗唱していることで、生活のリズムを作っている。でも、自分の思うように運ばないと、癇癪をおこしたり、パニックになったりしてしまう。その時のマジックの言葉が、この映画の英題Please Stand By だ。
自閉症の人にはよく会う機会がある。相手の顔を見て話すのが苦手なようだ。日本語で言う空気を読むというスキルは全くないが、直球の会話ができるので、自閉症の人との会話には違ったスキルがいる。自閉症によっても、いろいろな症状があると思うが、これといっしょにいきていくため、訓練をする施設や学校があるのはいいことだ。
IT関係の仕事をしている人に自閉症を見かけるが、やっぱり一つのことができる優れている才能を持っているから、あっているのかもしれない。
彼女もスラートッレクのことなら何でもしっているし、クリンゴン語も話せる。(こんな言葉生まれて初めて知った)文才もありそうだ。それに、編み物の才能もピカイチだ。
インクルーシブ教育に興味があるので、こういう類の映画から学ぶことが多い。しかし、このウエンディー役、ダコタファニングとかいう女優はこの役にイマイチだ。話す言葉は自閉症に思えるが、体から滲み出る態度がちょっと。