わがチーム、墜落事故からの復活のレビュー・感想・評価
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良質なドキュメンタリーだが、終わり方は不満
元Jリーガーも亡くなられたので、ニュースだけは知っていましたが詳細までは知りませんでした。
お金の問題等でぶつかるシーンもあり、やや遺族・生還者寄りではありますが、経営者陣営にもしっかりスポットを当てているし、出来るだけお互い悪く見えないような作りになっているのでドキュメンタリーとしてよく出来ていると思いました。
ただ最後に丸く収まって全部解決!みたいな演出がありましたが、そのシーンの必要性が感じられませんでした。終盤まで、復活は一筋縄ではなく紆余曲折あり、お互いの正義がぶつかり合って前に進んできたという事をこの映画が教えてくれただけに、ちゃぶ台をひっくり返されたような気持ちになりました。
映画のその後ですが、シャペコエンセは2019年にセリエBに降格し、2021年まで昇格できていないようです。生還者であるDFのネトはプレー復帰叶わず2019年に引退。プレーヤーとして復帰後ゴールを決めたアランは他クラブに移籍。事故の際、帯同外だった古株ネネンもHPのチームメンバーに名前がないので移籍か引退しているようです。ラストでシャペをもう一度家族にしようとした事故前からの選手たちがいなくなり、セリエBへの降格も経験。この困難を乗り越え残してきたチームの灯が消えないよう祈っています。
【南米王者の座をかけて決勝戦へ向かったブラジル一部リーグ・セリエA シャペコエンセを襲った悲劇から、復活していく過程に感銘を受ける】
実話をドキュメンタリータッチで描いた秀作。
悲惨な出来事がベースであるが、そこから再生していくサッカーチーム及び家族の姿やサポーターの姿、過程に涙する。
苦闘の中、シャペコエンセは如何に復活を遂げたのか?
奇跡的に生還した3選手の苦悩する姿とともに、徐々に再生していくチームや取り巻くサポーターの姿に魅入られた作品。
<2018年7月6日 劇場にて鑑賞>
サッカーファミリーとして
Jリーグで活躍していた選手も犠牲となり、遠い南米での悲惨な事故も他人事と思えず冒頭は泣きながら観賞。
遺族とチームの関係など、現実には感動の奇跡の復活物語だけではないけれど、サポーター(街の人々)の笑顔を見たら、サッカーのある日常は幸せだな、と思った。
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