劇場公開日 2019年2月22日

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「ペ天使が笑う頃に」僕の彼女は魔法使い 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ペ天使が笑う頃に

2021年11月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

萌える

映画館では2019年2月25日109シネマズ富谷で鑑賞
それ以来3度目の鑑賞

宗教家大川隆法制作
宗教団体『幸福の科学』の映画
大川映画看板女優千眼美子(元・清水富美加)主演作

100%フミカス目的
平々凡々なネット民のように新興宗教を毛嫌いしているわけでないし特に興味もない
それなのになぜ鑑賞したと理解がない人はいちゃもんをつけるがただただ清水富美加が好きで好きでたまらないから
批判的で頭が凝り固まっている人はそんな簡単なことも発想できない

大川隆法がペ天使ならねらーや爆サイ民やヤフコメ民は堕天使といえよう
信者でもなければ出演者のファンでもない人が大川映画をいくら論じても意味がない
怒りで人の心を動かすことはできない

フミカスめちゃかわいい
天使のよう
彼女こそ奇跡
それでいてムラ社会に槍を刺す強い信念がある
彼女こそ神
天真爛漫な女子高生といかにも何かを企んでいる怪しげな魔性の女を演じ分けている若き技巧派

『僕の彼女はサイボーグ』なら知っているが
タイトルも設定もなんか古い
理屈っぽいせいもあるのか話のテンポが若干悪い気もする

魔法使いには白と黒の2種類がいて白が圧倒的に劣勢
白い魔法は与える愛
黒い魔法は欲望
白い魔法使いの生き残り白波風花は運命の人である優一が通う高校に転校し急接近
しかし黒の魔法使いによって風花と優一は離れ離れに
大人になり就職した優一は職場ですっかり雰囲気が変わった風花?に再会
修行によって優一も魔法使いになっていた

風化の祖父役に不破万作
風花の母役に佐伯日菜子
黒い魔法使いヴェルヴァン役に高杉亘

佐伯日菜子に魔法使いとなると『エコエコアザラク』を思い出す

風花の少女時代を演じた子役がかなり微妙
フミカスの思いが強すぎるせいだろう

優一に片想いしている百合子はクライマックスでも登場したが不自然に捌けたのがちょっと気になる
百合子を演じた春宮みずきは大川映画の常連で『君のまなざし』にも出演している
映画comではスルーされているが『天使にアイムファイン』や『心霊喫茶「エクストラ」の秘密』『美しき誘惑 現代の「画皮」』にもチョイ役で出ている
興味がある人はチェックすると良い

大川映画の特徴の一つで悪名高い歌詞付きのBGMは控えめ
しかしエンドロールは字幕付きで全力全開
自分が悪の道を突き進んでいるせいなのかその歌詞内容はこの世の地獄に感じあまりにも耐え難い

野川新栄