「とりあえず、肉が食いたくなった。」Diner ダイナー MAKOさんの映画レビュー(感想・評価)
とりあえず、肉が食いたくなった。
ので飯テロ映画としては合格なのかな?
けど殺し屋だけが来る専用の食堂が舞台っていう、ユニークな舞台設定を活かしきれていない感じだ。もっと色々個性的な殺し屋の方達が入れ替わりやって来て、ただ飯だけ食って出て行くみたいなシーンが有っても良かったと思うがねえ。
あんな何のヒネリも無いクライマックス逆にびっくりだよ。
かつての最強の殺し屋がパパってのは皮肉かね?
ゲスト出演としか思えない豪華キャストも、
゛アタシの映画にはこんだけの役者がこんな小さな役でも出てくれんのよ“
とでも言われている様で、どうにも素直に豪華競演を愉しむという気にはなれなかった。
こんなペラッペラなキャラで殺し屋なんか務まんねーだろ、と、思える殺し屋が何人か出て来るが、その中でも土屋アンナが実にしょーもないペラッペラな殺し屋役で出て来るのが個人的に1番残念だった。かつての主演女優をこの扱いですか?ファンをがっかりさせないでくださいよ。
真矢みきだってクライマックスに持って来るなら、どんだけヤバイ殺し屋なのかもう少しエピソードを描いとくべきだったのでは。
けどこの監督の色彩感覚の素晴らしさはやはり観ていて飽きる事が無いので、不満を感じながらもつい惹き込まれてしまう。
次の太宰映画は外さないで下さいよ。
蛇足
この映画のアクションシーンは、「マトリックス」のパクリではありません。
「狼 ·男たちの挽歌 最終章」のパクリです。(いつ鳩が飛び出すかと思ったぜ)
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