七つの会議のレビュー・感想・評価
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皆さん『爽快な結末』と言うけれど、、、
内容は面白かったです。
今の日本社会の『あるある』を適切に突いていると思います。
でも、八角は正義の味方では無いと思います。
「不正拒否&顧客の死」を理由に、営業の仕事もろくにせずに、その後20年もグウタラ在籍し給与貰えるのは北川等の周りのフォローあってこそ。
顧客の死も、「会社が強いるノルマ」が理由で無く「営業の購入後のフォローミス」が原因だと思います。
「無理して売りたく無い」人ばかりだと会社が成り立たない。
利益を生む人の集団が「会社という組織」であり、「組織である」からこそ、毎月纏まった給与を従業員に支払えるのだと思います。
逃げたくせに在籍続ける八角より、不正を黙認しながらも会社(=会社で働いている全従業員)の為に動く北川部長に最初から最後まで好感が持てました。
もちろん、不正は悪い事です。
社会が利益で回っている以上、不正は無くならないと思います。
ですが、顧客信頼を得る為にも不正にならない着地点を探る必要はあると思います。
フィクションでは有りますが、色々考えさせられる内容でした(^_^)
日本企業の悪癖を強調
萬斎さん!及川ミッチー!
カマキリ先生!朝倉あきちゃん!
色気のある芝居に大興奮。
癖の強い顔芸ばっかりで少し疲れますが(笑)
池井戸作品は相変わらずのありえない系ファンタジーかつ、一種のコメディですが(とか言ってると、現実の方が想像の斜め上に突き抜けて、もっと酷くてずさんな事件が起きたりするんですけどね)。
日本企業のダメなところをデフォルメした内容は、良いんじゃないかと。
組織を守ることが最優先や、自分の保身しか考えない経営者や上司って最悪だよね。パワハラよくない!
ってか、上司に盲目的に従うサラリーマンって、やっぱ良くないねぇと思わせてくれたりもして、そこは好感度が高かったです。
一番の見どころはエンディングでの主人公の一人語りですので、最後まで席を立たないことを推奨します。
豪華俳優陣の顔芸が見もの
もう一つ!
会社員の皆様は共感しまくり作品なんですか??最後に親会社の社長がコケないとこが、若干爽快感不足だし、萬斎様が墓参りしていたじーちゃん、田んぼたくさん持っていそうで、自殺するほど貧乏なのが伝わってきませんでした。離婚したのは、お嬢ちゃんになったのかと思ってたので、そこも妻子元気ならいいじゃないかーと思ってしまったし。
萬斎様の狂言ぽい仕草や言い回しがちょっと気になりましたが、俳優さんたちは力入っていて良かったですね!
間違いなく空飛ぶタイヤよりも良かった!
八角役の野村萬斎さん、存在感が凄い!
特に、声の凄みが色々な場面で映える、説得力を産んでいた。半沢直樹シリーズの俳優さんが多かったが、とにかく豪華で休む間がありませんでした。香川さんが善役だとなぜだか頑張れ〜!と応援してしまいますね。
最後のシーン、萬斎さんのセリフは、サラリーマンの私にはとても考えさせられました。なんとなく思っていたことを、彼が口に出すと確かにそうかもと思ったので、すっかり萬斎さんファンになっていたのだと思います笑
池井戸作品拒否症者のボヤキ
ごめんなさい。話としては悪くないし、映画としての出来は間違いなく良いと思うけど、隠蔽内容に白けてしまった時点でアウトでした。技術的な部分も、もう少し真面目に考えて欲しい。
以上
追記
映画で見たことが原作通りだとしたら。社会派を名乗るのであれば、もう少し真面目に取材して欲しい。
航空機には数多くの部品が組みつけられています。座席だけじゃ無い。空調機器、配管、電子・電気機器、隔壁、室内の内張り、床、オーバーヘッドコンソールなどなど。それらの部品は航空機の製造現場で機体に取り付けられ、取り付けに使用されるボルト・ナット・スクリュー等は、おそらく数万点に及ぶ。航空機のメーカーは、これらのボルト等に独自の技術基準を設け、自らが設計し、自らが調達しているはずです。TKDが強度偽装したボルトは「座席の取り付けボルト」でしたが、それ、あり得ません。座席の取り付けボルトは、航空機メーカーが自分でどこかに発注し、直接納品を受けるはず。そもそもこの会社、営業が色んな事やり過ぎです。営業の仕事は物を売ること。部品の調達は購買部門ってのがあるでしょう。また航空機の座席は軽量化のためにアルミのフレームを使います。取り付けボルトがチタンで引っ張り強度が230kNとか、あきらかに、あきらかに、笑っちゃうくらいのオーバースペック。ボルトが強すぎてフレームが、逆に簡単に千切れます。
取材が足りないどころか、ほぼ、やってないでしょ、って思う。
主要登場人物の、役者さんの演技は良かったので★3つってことで。野村萬斎と香川照之の対決は、見ごたえありました。
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追記(2/5)
ちょっと考えてみたんでですが、仮に、「アリー」のガガの歌唱部分だけを、歌唱力ゼロの「俺」が吹き替えたとしたら。その歌に熱狂する聴衆を描くシーンは、コメディにしかならない。へたっぴな歌に熱狂する観客なんて、現実には居ないから。見る人を感動させるには、その対象に相応のリアリティは不可欠だと思います。大人が見る映画には、大人を納得させられるだけの。子供が見る映画には、それなりの。
リアリティの欠如した変てこな会社の中で繰り広げられる、表情筋収縮限界競争(顔芸大会)が、質の悪いコメディに見えてくる後半戦。「会社と社会正義の相反に、サラリーマンはどう向き合い何をすべきか」と言う、池井戸お得意の主題に難癖をつけるつもりは無いけど、飽きつつあるのも事実です。
怪優達の顔芸!
観たら語りたくなる作品!
映画 七つの会議 を観てきました。
原作も読んでいて内容は知っていたけど映画ならではの雰囲気が心地よく
映画の世界に夢中になりました。
ぐうたら八角が坂戸をパワハラで訴えた。優秀な坂戸を問題にするわけがないと思っていたが坂戸は異動させられてしまう。
その後八角の周りを調べた奴らは
みんな不幸な目に合う。
八角は関わってはいけない人間なのか?
企業の闇を暴く物語で堅いストーリーだけど及川光博さん演じる原島と
ドーナツ無人販売を企画した朝倉あきさん演じる浜本のコンビがおもしろくて良かった。この2人がいたからこそ
「七つの会議」があると言って過言ではない。
豪華キャストを1本の作品で観れる贅沢。
狂言師・歌舞伎役者・俳優・女優・お笑い芸人
とすごい。
ラストには池井戸潤作品になじみのあるあの俳優さんも出演しています。
嬉しかった!
一番好きなシーンは冒頭の会議。
部長の北川に怒鳴られ原島がストレスで嘔吐してしまうところは
心苦しかった。
サラリーマンの方が今の日本を支えている。
働くサラリーマンの皆さんいつもありがとうございます。
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