七つの会議のレビュー・感想・評価
全527件中、421~440件目を表示
くどいんだって
野村萬斎さんのファンで見に行きました。
企業に勤めたことがないのでの会社の仕組み等理解できるのかな?と不安でしたが分かりやすく、最後まで飽きることなくあっという間で楽しめました。
にしても一昔前の年末か正月のスペシャルドラマ並みの超豪華すぎるキャストでみんな顔も演技も濃い濃い(笑)
あんなにくどい顔ばかりの企業なんてあるのか?
話すときも顔が近い!あんな近くで他人と話すの?
会社でみんなあんな表情筋動かすの?(特に香川さん)
と、気になって仕方がないそんな中でミッチーは出ずっぱりの割には、さっぱり顔が箸休め効果で良かった。
萬斎さんもスーツ姿にボサボサ髪は良かったですが、話し方とか笑い方、動き方がいつもの萬斎節で現代劇にはちょっと違和感ありすぎるかな。
あんな話し方するサラリーマンは多分会社にはいないだろ!とツッコミたくなりました。
エンディングで役所さん相手に1人で語る所もちょっと余計かなあと思いましたね。
あれが伝えたいテーマだったのかも知れませんが、あまりセリフで多くを語らないまま背中で語るほうが良かったかも。
とにかくくどいんだって(笑)
日本の大企業の本質を描いている
不正をする事だけではなく、日本の大企業とはどこもこんなものだろう。主人公の八角が最後に語る台詞は全てを物語っている。日本が先進国となれたのもヒエラルキー文化あっての事だ。
狂言師、歌舞伎役者、落語家、漫才師、ロック歌手、アイドル…様々なキャストが出演するのも、この映画の魅力。
会社員人生とは(香川照之苦手の私)
全然大丈夫でした。
最後の萬斎さん率いる八角と香川さん率いる北川が2人で話すシーン。
香川さんの台詞に涙が出てきました。
きっとサラリーマン誰しも社会の不条理に振り回され、それを飲み込みながら真面目に取り組んでいて、いざ振り返ったら同じ事を思うこともあるでしょう。
なんだか沁みました。
自分だったら!?
作品の事例を自分の立場でどうしたか?を考えながら観ていた。
サラリーマンとは?
正義とは?
日本人ならではなのか?
島国だからか?
いざとなったらどう行動するか?
窮地に立たされた時自分ならどうしたか?
今の自分は、こうしたんだろうなー
と、悲しくなる自分がいました。
現代日本の風刺だね
現実にもありそうなストーリーで、日本の会社組織の闇を実感させられる。社畜になるか、外に出るか。でも簡単に外に出られるのは一握りの有能な人。それができなければ定年まで残らざるを得ない。でも今の時代、リストラで残れるとも限らない。
そういう意味では、八角は仕事しなさそうに見えて、要所では仕事してたのかな。
この映画はグローバル社会の中、日本的組織観が破綻してきていることへの警鐘なのかも。会社組織だけでなく、国の組織もね。統計問題が浮上している中、タイムリーな映画ですな。
テンポがよく、役者も贅沢に使っているのも見所です。
これぞ福澤演出
原作は8章からなる連作短編集ということで2時間程度の映画に収まるか心配だった。
ところが上手いことエピソードが取捨選択され、登場人物も絞り込まれているのでとてもわかりやすくまとまったと思う。
さて映画の内容はというと、最初の「怪物登場」の緊迫感で一気に飲み込まれた。舞台挨拶でミッチーが言ってた香川照之の「アワビの地獄焼き」(顔の演技)がたっぷり賞味できる(笑)これこそが福澤節で、一連の「日曜劇場」に通じる迫力の見応えだ。スクリーンでは迫力あり過ぎで「原島」よろしくゴミ箱に突っ伏したくなりそうだったが(笑)
ミッチーと朝倉あきのコンビが適度な緩和剤になっておりダレずに見ることができる。
最後の「八角」の語りは壮大すぎて原作を超えてしまった感もあるが「空飛ぶタイヤ」と差別するにはこれしかなかったんだろうね。
良作!!
こういう系のドラマは出てる人も何人かは「またこの人出てるんだ」という既視感があったけど、野村萬斎さんが主演ということで観に行きました。
原作は読んだことがなかったので初見でしたが、思いのほかテンポよく話が進んでほとんど飽きずに観れました。
素直に面白かったです。
アレもそうだかコレもそう
ものすごい勢いで映像化される「東野圭吾」と「池井戸潤」作品。奇しくもこの時期に二つ並んだが、其々、年間何本作っとるんや!?な位に出てくるので、まぁ当然と言えば当然か(苦笑)。
なので、前提としては原作者が好きであること。もしくは、未だに体験したことがない。のどちらか。原作も含めて中途半端にかじってる自分みたいな人間には、既視感という名の安定感抜群の物語展開が、良くもあり退屈でもあり。ただしそれは、食べなれたものに対する贅沢な感想であり、十分に美味しく頂けたのも事実。
映画的に撮られてる様でそーでもないような所が、賛否微妙に分かれそうではありますが、曲者の饗宴をスクリーンで楽しむには最高の娯楽ではなかったか?などと、思う次第でございます。
楽しく見たけど、今一つ☆
池井戸潤の原作で、始まったばかりの上映でしたので、ほぼ
満席。
お話は、スピード感もあり あっと言う間な感じです。
でも、他の方が書いているように 2時間では無理がある
感じです。
ホント、2時間ドラマのよう・・
役者さんも豪華ですし、お話ももちろん面白いけど
何だか残らないんですよ。
1人で見に来ている男性客、結構多かった。
日本の企業は、今でもこれに近い状況なのでしょうか?
今時??と思えないことの方が恐ろしいです。
豪華キャストの迫力ある演技力
野村萬斎や香川照之、及川光博、片岡愛之助、北大路欣也などいった豪華キャストを起用しており、流石といった演技力でとても見ごたえがありました。ただ、ドラマ版を見ていないので分かりませんが、2時間では表現しきれない部分が多くあったのではないでしょうか。少し駆け足でストーリー展開も早かったのではないかと感じています。
また、いくつか気になった場面もありました。
・社員の人柄
会議中に及川が香川に叱責され、イスが壊れて転ぶシーンやフロアで萬斎が藤森に問い詰められてるシーンで営業社員達が大笑いしていましたが、私個人的にはそんな場面で笑うことは考えられません。いくら面白くてもそんな雰囲気では実際笑えないと思います。会社がどういう雰囲気だったのかよく分かりませんでした。
・展開の速さ
豪華な登場人物が多く出てきますが、展開が早く一人一人の人柄がよくわかりませんでした。勝手に何かを調べて左遷される人がいたり、なぜだか経理と営業が仲悪かったりしました。最後の最後に社長が不正に加担していたことが発覚しましたが、半沢直樹の時のスカっと感はなく、後半になってちょこっと社長が登場しそれで処分を受けました。正直2時間にすごく詰め込まれすぎていた感じがします。もう少し一人一人の人柄や社内での関係性、これまでの経緯などが描かれていたらもっとスッと入ってきた感じがします。
ドラマではない映画なりの重厚感だけど
はじめから最後まで釘付け。
とても軽快で、テンポもいい。
こんなのはシンゴジラ以来かな。
野村萬斎の、飄々としていながら実は芯がある役にピッタリ。笑い声が耳から離れない。
野村萬斎の独壇場!
と言いたいけど、香川照之はじめ、豪華な役者陣も圧巻。
ストーリーもわかりやすく、最後まで二転三転して行くので誰でも楽しめると思います。
ドラマだったら有り得ない俳優陣と重厚感があるので、劇場で見るべき。
唯一気になるのは、語りが多い。
これだけ大勢の各キャラクターがいるので、心情を語らせないと分かりにくくなるのはそうなのだろうけど、優しく答えを教えて貰っているようで、そこまで言わなくても分かるのに、、、と。
また、近年の日本企業の不正と重なり、単純にはエンタメ出来ない部分があったり、説教というか、とこかメッセージ性が気になってしまった。
テレビドラマみたい。
テレビの2時間スペシャルドラマみたい。
…という感想。
面白かったし、キャストも豪華だったんだけど。
テレビでたまたま観たっていうのならお得感あるんだろうな。
とにかく顔が濃かったり演技が濃かったりで、濃厚な全部ノセのマシマシこってりラーメン食べてる感じ??
萬斎さんが不自然に見られないキャスティングなのだろうか。
ただ、ラストのアノ人の登場がそれまでの脂っこさを一気に和らげてくれる。
やっぱりアノ人の存在感ってすごいな、と思いました。
内容としては所々???な感じだけど、退屈もせず飽きずに最後まで観れた。
仕事休みなんだけど、なんだか仕事のことばかり思い出しながら観てましたね(笑)
一番良かったシーンは、ラストのエンドロール。
う~ん、可もなく不可もなく…
かな。
尺足りなすぎ!
『空飛ぶタイヤ』でも思ったが2時間では池井戸作品は短過ぎる。
原作でもっと描いて欲しかったシーンを切らざるを得なかったと予想します。
その中で香川さんと慎吾ちゃんはハマり過ぎ。
太鳳ちゃんは無駄遣い。音尾さんなんて何のためにネジの強度測ったの?って。
ミッチーだって愛之助の尻拭いを黙々とやってるからこその格好良さがある筈なのに…
原作未読なら結構楽しめると思います。
原作読んでるとせめて二部構成にして欲しかったと思うんじゃないかな?
ドーナツ屋さんどんなイケメンなのか見てみたいじゃない!
カスタマーセンターに寄せられるメールからネジの強度不足に辿り着くさまだって。
エンドロール中に役所さんと萬斎さんのやり取りが見られるのはいい。
真っ暗の中立ち上がる人がいなかったからね。
朝倉あきさん大活躍です
キャスト豪華すぎ。脚本良い。
野村萬斎と香川照之の顔面対決を観に行きましたが、大企業の中で起きている何かを探求すべく動き出す「ドーナツ無人販売管理女子社員役の朝倉あきさん」が隠れた主役です。彼女も含めて出演者全員芝居のクセが強いので、池井戸潤劇場が苦手な人は観に行ってはいけません。
なにがどうでも香川照之は日本の宝です。
「売って!売って!売って!売りまくれ!!」
蛇足ですが、大好きな世良公則さんのカツラが気になって仕方なかった。
面白かったです。朝倉あきさんが熱演!
全体的に、非常に面白かったです。おすすめです。特に、朝倉あきさんが頑張っていました(実は影の主役かも)。
同じ池井戸原作でも、NHKドラマ版とまったく違った演出になっており興味深かったです。両方見比べるといいかもしれません(それぞれ特徴があり面白いです。)
福澤監督の常連の役者さんが、全く違う役で次々と登場するのも面白かったです。セットや小道具、ロケ地も半沢直樹と共通するものが多く、くすりとさせます。
一方、題材は極めてシリアスで現代的で、現実に起こっている数々の偽装事件、リコール隠しを彷彿とさせ、深く考えさせます。
綺麗過ぎやないか。なっ
リコール。内部告発を議題を、人間模様を画く。池井戸潤氏の得意とする内容であった。
野村萬斎氏の、演技も魅力だが、節々に、能楽者を匂わせていたところは、残念だけど、
堕落な社員でも、熱意を持っている表現力は
良かった。
自分もサラリーマンだが、何のためという気持ちを持ちながらも、自分との闘いだと、気づかされた。
全527件中、421~440件目を表示