ハナレイ・ベイのレビュー・感想・評価
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ま、そんな感じの人
原作未読
2007年11月にカウアイ島ハナレイビーチでサーフィン中に、サメに襲われて右足を失うと共に命を落とした19歳の息子を想い、10年間毎年その時期にハナレイを訪れる母親の話。
日がな一日ビーチで本を読み、深い交流がある訳ではないけれど現地の人に知られる存在となっていたり、死んだ頃の息子と同年代の日本人の少年二人組と交流したり、物憂げながら淡々と普通に振る舞っているけれどというところがね…毎年訪れていることや頑なな部分と相反していて良い感じ。
死んだことは判っている中での、噂を聞いてのリアクションは胸熱だった。
しかしね…息子の描き方がクソ野郎過ぎて…こんな人物像にする必要あるかねえ?
写真を早々に貰っていたらというのはヤボということで。
オシャレな映画
星🌟🌟🌟🌟 90年代に流行ったオシャレな映画のようですごく懐かしい感じがしました 特にサーフィンしてる時とかのカット割など… バブルの頃はこんな気分を楽しむ作品が多かった気がします だから吉田羊がハナレイベイに滞在してる間のピアノバーはどうなっているとか滞在費は大丈夫?とか気にしちゃダメです 素直にハナレイベイの景色とストーリーを楽しみましょう❗私はすごく楽しめました❗
最高の作品
とんでもない映画を観てしまった。
とんでもなく切なく、とんでもなく美しい。
色々な思いはあるが、ここでは何も語れない。
この作品が描いているのは、言語化して良い類のものではないからだ。
一つ言えるのは、とことん考えながら観てほしい。
別に正解があるわけではない。
ただ、始末の悪いことに「受け身」で観ていると何も残らない種類の作品なのだ。
だからいろんなことを思い、考えてみてほしい。
あくまであなたの記憶や経験の"たとえ話"として
たまたまハナレイで死んだ息子と母親の話が持ち上がっているだけなのだ。
先に小説を読みたい
春樹さんはおそらく肉親との別れを経験してるのかな
そういう、バックボーンやモチーフ的なものも知って初めて理解できる作品なのかも
文学だから、様々な方向からいろいろと解釈して、自分で楽しんでください。的にわざとちょっと足りなめに構成したのでは?
映画館では、途中から、引き込まれているのに気づきました
心地よかったです
どうかたくさんの人に届きますように
原作を読んだ感想 「むずかしい」
映画を見終わった直後 「わからない」
でも重たい余韻が残り、
ある時ふと「そうだったのか」
と自分のなかで何かがうまれました。
この映画にオチは多分ないんだと思う
正解も間違いもない、
つまらないと感じたって間違いではない、
見た自分達がどう感じるか、
自分の何に響くかだと思います。
出演者のファンなら、「◯◯くんカッコよかった」だけでもいい。 原作ファンの方に「とても忠実でよかった」なんて言ってもらえたらうれしい。
人はいつ死ぬかわからないのだから、
周りの人を大切に、友人や家族を大切に、
そうふわっと思わせてくれる作品です。
スカッとするわけではないので、
スリルが欲しいとか(寝る)、
ワクワクキュンキュンしたいな(結構重い)って
そういう人には向きません。
実際のハナレイ・ベイで撮影した
海辺のシーンは本当に美しく、
吉田羊さんが女優人生を辞めようとまで思わせたこの作品、どうか多くの人に届きますように。
今世紀最大の駄作
普段邦画は見ないのですが、とある縁があり見に行ってきました。まず最初にこんなにつまらない映画を見たのは生まれて初めてです。 主人公の女性が何をしたいのかも全く理解できないし何故手形を譲らないことに固執したのかも全く理解できませんでした。なんで手形見る前部屋散かすんですかねぇ。 映画自体の芯もブレブレでしばしば出てくるグローバル化だよー、英語だよーみたいな雰囲気は必要ですか?って感じでした! 恐らく監督が色々なものに手を伸ばしすぎたんでしょうね!正直俳優さんの演技もイマイチでした。
この映画は原作があるそうでそちらの方は分かりませんがこのハナレベイという映画は見ていて感動する場面が一つもない駄作と言うべき作品でした! この映画を面白くするためには中盤からB級ジャパニーズアクションムービーに切り替える必要があったかもしれません。というと息子を殺したサメを吉田羊が死闘の末倒すというものです。CGを多く利用するのもアリだと思います!同じサメ映画でもMEGとハナレルベイでは出来上がりに歴然の差がありました。さらに言うと、CG技術やハイテクな技術を所有していない日本映画はアクションではなく今作のような哀愁満ち、感情表現豊かな映画で人々の心を動かすべきなのにそれさえも出来ないとなると価値のない1時間弱の映像になると思います。
これを見るならMEG,プレデターズあたりを見たほうがアクション、感動ともにハイレベルなものを味わえると思います。
一つ褒めるところを言うとしたら海などの自然が綺麗でしたね、しかしそんなの見るならプラネットアースを見たいです。
最後に、これを見て不快になった方がいたら申し訳ありません。しかし今回記したことは私の真の思いです!
脚色に拍手
始まってからしばらくは、原作とのマイナーチェンジに少々違和感がぬぐえませんでしたが、話が進んでいくとともに村上文学特有の雰囲気のようなものが映画の中に流れ出し一本の映画としても、村上作品としてもいいものになっていました!
強いて言えば、セリフが微妙に違うのが気になりましたが全体的には説明しない演出がとても素敵でした。
30頁強の短編をここまでの映画に仕上げた脚色に拍手!
吉田羊、たまに春樹節
基本、村上春樹は忘れて鑑賞して良い作品だと思うのですがところどころたまに春樹節セリフが出てきて「うわっ」っと思った(笑)
あの無機質なそこそこ良いマンションが出てくるので、そして年に一度ハワイに来てわりと金に困ってなさそうに優雅に浜辺で読書にふけったりバーでピアノを弾いたりしてるのでどんな壮絶で不幸な人生を送って苦労をしてきたと言われてもいまいちピンとこない。
あの表参道、青山っぽい場所でのサーファー大学生との再会も春樹な感じ(笑)
そしてみんな英語流暢。
30年前も10年後も同じ吉田羊が演じるのはいくら綺麗な方でも無理があるな(笑)まぁ別にこだわるほどのシーンでもないのかもしれないけど。
うーん、何というか、村上氏はハワイに別荘をお持ちのようでその滞在時の心象風景を短編にしました、、、みたい感じの作品なのでそれを映像化しても特に悪くはないけど何がどうというわけでもないという作品になっちゃうよね。
吉田羊さんてどの作品でもわりと似たような号泣の仕方しますね^_^
ところで観客に「鑑賞後に開いて下さい」と封筒にまで入れられて配布されたあの息子少年の写真のポストカードは何だったんですかね?あれを見て何を思えというのかな。席の横のカップホルダーに置いて帰りましたけど(笑)
れおくんと虹郎くんどうやってかかわるのか自分が想像つかないような交...
れおくんと虹郎くんどうやってかかわるのか自分が想像つかないような交わり方するのかと思った。けど特にそういうわけでもなかった。
あとテラハに出てたかいくんはサーファー要員なら二重丸だろうが、役者としては台詞棒読みすぎる。
映画ハナレイ・ベイ
想いは、静かに、少しずつ、徐々に重さを増し、そして溢れ出る。
映画ハナレイ・ベイは、何か生きることに力を与える作品だ。
お父さんのこと、嫌いだったんでしょ?小説にはない(はずの)、このセリフが、そっと重くのしかかる。僕のことも好きじゃないよね?と続けて言っているように思えるからだ。
親子だからといって価値観が一緒というわけではない。
僕は、ガンで亡くなった父とは感情のすれ違いが大きかった。それも、かなり。
亡くなる前に、父と少し話た時、自分は最後まで諦めないで治療をするが、自分の意識が戻ることがないと分かった時は、延命措置をしないこと、母親のこと、お墓のことなど言付けられて、覚悟のしっかりした人だと、初めて感心した。それでも、僕は、父が亡くなった時も、お通夜やお葬式でも淡々と過ごしていた。
小説ハナレイ・ベイは、淡々と物語が展開する。サチが、片脚のサーファーを探し回る場面も、簡潔に表現されていて、その思いは、読み手の気持ちや、過去、或いは想像力に委ねているかのようだ。
映画ハナレイ・ベイは、吉田羊さん演じるサチが、片脚のサーファーを探し回る場面を、そして、膨らむ思いを丁寧に撮っている。サチの感情の振れ幅が、小説より大きく感じる。でも、これは良いと思えた。
僕の親しかった従姉が、亡くなった父のために、お線香を上げに訪ねて来た。それまで、普通に淡々としてたのに、帰る従姉を見送るため玄関先まで出て、二人きりになった時、なぜか涙が溢れ出た。今でも、何故、涙が溢れたのか、悲しかったのか、あの従姉を前にしたからだったのか、説明はつかない。僕が涙を流したことを知ってるのは、あの従姉だけだ。理由は、きっと一生、見つからないような気がしていた。ただ、この作品に触れて、少しだが、いつか、それを理解できるかもしれないと思った。僕の中にある、わだかまりのようなものが昇華するように思えたのだ。
だから、映画ハナレイ・ベイを好きだと思った。
その手からこぼれ落ちて初めて、重さを感じることもある。
タカシを嫌いだった。でも、愛していた。相反する気持ちは、誰もが抱く感情ではないのか。どうして、自分にはタカシは見えないのか。どうして自分の前に現れてくれないのか。会いたい。カウアイの自然は自分を受け入れてはくれないのか。タカシは自分をどう思っていたのだろうか。父親の残したカセット・プレーヤーで音楽を聴きながら、サチの心を見通していたのではないか。想いはサチの胸を貫く。会いたい。
物語の締めくくりは、どこか軽やかさを感じさせる。喪失感は絶望ではない。遠くに見えた片脚のサーファーはインバランスの象徴だ。片脚のサーファーは、波には乗らない。立ったまま、じっと何かを見つめている。でも、微笑んで立ってるような印象だ。
どこかで喪失感を抱えながらも、バランスをキープして、時には軽やかに生きて行かなくてはならない、サチや僕たちのようだ。黙っていても、時間は未来に向ってい行く。正解などなくても、僕たちは生きて行くのだ。
文学的で不思議な雰囲気
間や余韻、無音部分など、とても文学的な感じがしました。ハワイの綺麗な景色と相まって、独特な雰囲気があります。
ストーリーを、あらすじを説明するとちょっと単調ですが、不思議な後味です。
エンドロールではじめて村上春樹さんの原作と知り、なるほどと思いました。
吉田羊さんがとにかく凄い。感情がないところと、感情が爆発するとこの差がすごい。
もともと好きな女優さんですが、さらに好きになりました。
あと、虹郎くんもいい。ひょうひょうとチャラい感じと同時に言葉に重みを感じる。この人は作品ごとに良くなっていきますね。
◯海の匂い までして来る画 ✖️外人役者とサーフィンシーン
館内、女子だらけです。男、おらんです。ま、ま、ま、まさか、これって???
ピンポーン!エグザイル系でした!
近藤龍人の画で村上春樹が見たかっただけの俺、開始前に死亡。な悪寒。今日、寒かったしね。
何で泣く?
もう泣く?
ここで泣く?
そんなに泣く?
女子の涙は美しいけど、理解不能だ。
マン引き家族のオチは0.5秒しかなくて、観客を混乱させたけど、こちらは10秒はあります。原作に答え合わせを求めるまでもありません。安心して、切ない気分に浸れます。
近藤龍人の画は、やはり良かった!
息子が憎たらしい
羊さんカッコイイ、景色が美しい、2人組男の子の妙にアンニュイな感じがよい、ピアノがいまいち、暑い時期の物語だがいやに静謐に時間が過ぎていく
羊さんは最近「あんまり好きでなかった亡くなった人に会いたがり」だ
久しぶりに泣いた。 苦労したというだけあって、主人公サチの感情に揺...
久しぶりに泣いた。
苦労したというだけあって、主人公サチの感情に揺さぶられる。
少ない登場人物やセリフにより引き込まれたかな。
雄大で美しい風景に、どうにもならないやるせなさみたいなものを感じる。
最後は少し希望が見えるのが良かった。
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