「どうかたくさんの人に届きますように」ハナレイ・ベイ ゆかたすさんの映画レビュー(感想・評価)
どうかたくさんの人に届きますように
原作を読んだ感想 「むずかしい」
映画を見終わった直後 「わからない」
でも重たい余韻が残り、
ある時ふと「そうだったのか」
と自分のなかで何かがうまれました。
この映画にオチは多分ないんだと思う
正解も間違いもない、
つまらないと感じたって間違いではない、
見た自分達がどう感じるか、
自分の何に響くかだと思います。
出演者のファンなら、「◯◯くんカッコよかった」だけでもいい。 原作ファンの方に「とても忠実でよかった」なんて言ってもらえたらうれしい。
人はいつ死ぬかわからないのだから、
周りの人を大切に、友人や家族を大切に、
そうふわっと思わせてくれる作品です。
スカッとするわけではないので、
スリルが欲しいとか(寝る)、
ワクワクキュンキュンしたいな(結構重い)って
そういう人には向きません。
実際のハナレイ・ベイで撮影した
海辺のシーンは本当に美しく、
吉田羊さんが女優人生を辞めようとまで思わせたこの作品、どうか多くの人に届きますように。
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