タリーと私の秘密の時間のレビュー・感想・評価
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暗黒日常をファンタジー脳内変換すると…
ワンオペ育児はしんどいねっていう映画じゃないけど、旦那がクズすぎてそっちに意識が引っ張られる。
老いることへの恐怖ってのは監督のテーマなんだろうね。ヤングアダルトの続編だった。自分が一番好きだった頃の自分、タリーに毎夜会えることで癒やされてたなんて切ないけど誰でもやってるか…
ヴァイとの再会シーンや夜の街の自転車疾走シーンは泣けるね。タリーとの最後の夜一人暮らしを勧めてた理由ってなんだろ
描かない処が良い。
最後にあいつ(バカ亭主)は絶対にまた裏切るぜ!そんときはぶっ飛ばしてくださいね!フュりオサさん!
お母さん大変
世のお母さん、大変だなぁ…ていうか男が情けないというべきか。
●ジェイソン・ライトマンは人間の情けなさを描くのが相変わらず上手い。下手に夫の情けなさを描くと、例えば酒浸りとか仕事に逃げるとかいう表現を取るんだけど、ゲームをやらせてるあたりがナイス。ゲームくらい良いんだけど、別に良いんだけどムカつくライン。
●シャーリーズセロンはプロ意識が高いな。女性として見せたくないところ、男性からも見たくないところを出してる。劇場に「撮影後、シャーリーズセロンは元の体型に戻った…」って、スマートになった等身大パネルを置いていたのは笑った。
●音楽のセンスは相変わらず良い。80年代の曲を使ってて、ノスタルジックだった。
●事故って、夫が改心して…というラストは微妙かも。男は改心しないんじゃないかな?せいぜい申し訳なさそうなくらいの気がする。
ネタバレなしで見るべし。特に夫が見た方が良いね。
タリーは誰かってことが予想できなくてびっくりした。えっ、タリーはマーロの26歳の時なん?人魚姫かよとか思ってたけど全然違った!まさか事故るとは思ってなかった!いつもは車の運転見たら、事故フラグ?ってハラハラするのに!!わー。やられた!!
最初から見直したくなる。タリー=かつてのマーロって事で。
マーロのように責任感が強くて我慢強く、能力もある女性だから陥った窮地でした。
私などは絶対に子供二人の時点で夫に切れ倒してるでしょうし、そもそもあの夫では二人目を持とうとは思わなかった気がします。呑気にゾンビハントなんて絶対許さないもん。
でも、マーロは夫を愛していたんでしょうね。
3人目はアクシデントで授かったっぽいですが、それでも産もうとする人なわけで。
しかも産休中ってことは仕事してんのよね。すごいわ…
タリーが現れるまでの、おむつ・おっぱい・家事の無限ループ描写が、つらくて辛くて仕方なかったです。
さっさとナイトナニー呼びな、お兄ちゃんに甘えなって思っていました。
ジョナくんがなかなか手のかかる男の子で、毎日同じ駐車場でないと嫌とか、
癇癪起こして車の椅子をけり続けるとか、マーロお疲れさま過ぎるわー、
あたしジョナをひっぱたいてそう…と思って吐きそうでした。
もう限界ってことで、ナニーを頼んだと見せかけて‼‼
恐ろしいのは、限界が来てから事故までの期間がどれくらいあったかわかりませんが、一か月くらいはあったんじゃないかな。
その間、タリーがいるという体で、マーロは一人で頑張ってたんでしょ?
掃除もして、料理もして、学校へ持っていくカップケーキも作って、サングリアも作る。ほんで、ウェイトレスコスをして夫を誘惑もした。ランニングで若い子に張り合ったりもした。
そら二人なら、出来たこともあったでしょうが、本当は一人でやってたなんて。
よく死ななかった、よかった。でもこれから夫はどんだけ頑張るんかね。
その点に関しては、男性への信頼が低い私は、期待できひんなとおもってます。
でも、ほんと、子守は雇ったほうがいいね。
人に預けるなんてとかゆってないで、預けなきゃ自分が死ぬで。
まあこれは、妻の奮闘を傍目に、のんきにゲームとか寄り道とかやってる世の夫・父親が見て、ひぃって慄かせるための映画だね。
渾身の演技に感動
まずは、シャーリーズ・セロンの渾身の演技に感動です。体重を18㎏も増やして役作りには敬服します。
子育ての大変さを本当は夫に助けて欲しいのでしょうけれども一身に背負い、結局心が壊れそうになるのを寸前で助けたのは自分だった.,.。
男性には耳の痛い話でしたね。
再生の物語?
シャーリズセロンって、レッドカーペットで見るとサイボーグでしょ、
ちょい太るとデカイ!
よく分からない話です。
作り出したタリーに救いを求めないで、旦那に頼ればいいのに。
実にリアル。そこまで?ってくらいね。
確かに育児は大変です。ちょっと見ててもらえるだけでどれだけホッとするか。
ただ子供は可愛いだけじゃないし、当たり前に大変なんですよ。でも、だからなに?って話です。じゃー、3人も生まなきゃいいんじゃない?
悪いけど
私は、相当昔のことですが、極度の不眠で、睡眠導入剤を処方されたこともあり、また、その副作用で夢遊病のようになった経験もあるので、あまり、好感出来ない内容でした。もともと、解離性同一障害、いわゆる、多重人格を安易に材料にした映画などにも共感できない方だったところもありますが、例え、ハッピーエンドでも、映画も小説も、無理やり精神的な疾患を材料にすることには違和感を覚えます。分かっていれば、敢えて観に行くような映画ではありませんでした。
普通の日の繰り返し
前情報ほぼ無しで見ました。サスペンスなのかと思ってちょっとドキドキして見てしまいました。まあ、何となく予想通りの展開ですが、最後はいい結末だったのではないでしょうか。旦那もいい奴でよかったです。浮気してるんじゃないかと勝手に思ってました。
シャーリーズ セロンすごいですね。特殊効果無しだったのでしょうか?ただ顔の造形が整い過ぎてますね。
要するに主婦版『フ◯◯◯◯◯ブ』
仕事と家事と2人の子育てに超多忙な主婦マーロは3人目の妊娠を機に仕事を辞めるが、発達障害を持つ長男ジョナ君に振り回されて毎日ヘトヘト。心配した弟のクレイグは彼女に夜勤のベビーシッターを雇うことを薦めるもマーロは拒否。3人目の娘ミアが生まれいよいよ疲労の限界を感じたマーロはクレイグから教わったベビーシッターに連絡を取ると、現れたのはタリーという若い女の子。タリーは超有能で何もかも完璧にこなしてしまうだけでなくマーロの胸の内を見透かす不思議な雰囲気を持っていて、タリーと何日も夜を過ごすうちにタリーがかけがえのない存在になっていく。
『アトミック・ブロンド』から一転、ブヨブヨの体になってドロドロに疲れ切ったお母さんをものすごい自然体で演じるシャーリーズ・セロンも凄いですが、タリーの影響でマーロが少しずつ元気を取り戻していく様を優しく見つめる映像が物凄く美しい。様々に散りばめられたパズルのピースのようなカットやセリフが最後の最後で観客の脳内で一気に組み合わさって、これが主婦版『ファイトクラブ』だと一切の答え合わせも提示することなく気付かせる巧みな演出に唸りました。傑作です。
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