「ハンカチ用意してたのに泣けなかった」フォルトゥナの瞳 mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
ハンカチ用意してたのに泣けなかった
清潔感のある、透明感あふれる、ラブストーリーでした。
でも、自分はちっとも泣けなかった・・・みんな泣いた泣いたっていっているのに。
一人前に自分も泣きたかった。(T_T)
はるか前の映画ですが、『ゴースト ニューヨークの幻』も、それほど泣けなかったので、純愛ものはひょっとしたら、自分の苦手な分野かも…?
しかし、主演の神木隆之介は、好演でした。
もしか、他人の死が見えてしまうなんてことが実際に起こったら、ノイローゼになって狂ってしまいそうになると思います。その苦悩を背負って生きている、心の葛藤をうまく演じていたと思います。他人の死が見えなくなるサングラスとかあったら、神木君にプレゼントしたいぐらいだった! 有村架純も可愛らしくてよかったです。全体的に、出演者はみんなよかったです。
葵が、自分もフォルトゥナの瞳を持っているのに、なぜ、慎ちゃんに打ち明けなかったのか、というのは普通に疑問に思いました。また、慎ちゃんが列車を止めて命を失うのだから、慎ちゃんの手は透けて見えなかったのか・・・? などと、細かいところが気になりました。
ティーンエイジャーには、絶対にうけるだろうし、デートで見る映画には最高だと思います。
怖いにいちゃんが出てきて、誰やろか?と思ったら、DAIGOだった。
なかなかよかったです。でも、あっという間に死んでしまい、即葬式の場面だった。笑
あと、主人公の男の子よりも、脇役の志尊淳が気になってしかたなかった。
余談ですが、神木隆之介と志尊淳て、私生活、めちゃ仲がいいんです。何かのTV番組で見てそのラブラブぶりに、びっくりしました。
桐生葵が言わなかった理由はストーリーの中で明らかになってませんね。
単にこの結末を描くためにはそうするしか無かったとシンプルに受け止めています。
ただどちらも相手を想い、葵は電車に乗り、慎ちゃんは沖縄旅行を計画したのでしょう。
キラキラ感溢れるピュアな映画。泣けなくても心に沁みればいいのでは?😊