「切ない選択」フォルトゥナの瞳 META坊さんの映画レビュー(感想・評価)
切ない選択
原作とは違う部分も多いし、登場人物のイメージも違ったりするが、主役の神木隆之介、有村架純はもちろん、時任三郎、斉藤由貴など、キャスティングは皆ハマリ役で違和感はない。
それにしても、DAIGOはこの手の『いけ好かないヤツ』の役がよく似合う(笑)。
木山慎一郎(神木)と桐生葵(有村)が出会い、互いに惹かれ合い、2人は恋人同士に。
とてもピュアな2人の恋の行方を、きっとニヤニヤしながら観ていたと思う(爆)。
と言っても、もちろんただの恋愛映画ではない。
特殊な能力を持つ者の苦悩と、人は常に大なり小なり選択を迫られ、無意識であれ必ずどちらかを選択しているわけだが、このピュアな2人の最後の選択が切ない。
百田氏のデビュー作『永遠の0』や、2年前に日本で公開されたブラピ主演の『マリアンヌ』が思い出された。
それにしても警察アホちゃうか。
殴ってやろうかと思った(笑)。
私自身は泣けなかったが、ラストの手紙と回想シーンは涙を誘う。
館内が明るくなると、涙を拭う人が何人もいた。
早い段階で嗚咽も聞こえてきて、えっ!ここで?と思ったが、何か琴線に類触れたか、感受性が豊かな方なのだろう。
ONE OK ROCKの『In the Stars(feat. Kiiara)』の曲もとても素敵だ。
カップルでどうぞ。
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