「個々で見ればよかったけれど。。。」劇場版 SHIROBAKO A Aさんの映画レビュー(感想・評価)
個々で見ればよかったけれど。。。
待望の新作でワクワクしながら見に行きましたが、結果は物足りない。です。
作品が好きなので違和感に目をつぶって無条件に評価5にしてもいいのですが、結構残ってしまったのでそのまま書きます。
*色んな感想に出てくる序盤の宮森のミュージカル
ちょっと長い。ですが、色々あった上、難題を向けられ自分を考え奮い立たせるシーンですので、宮森の心情を考えムサ二にいる宮森が「やるぞ!」と思うのにかかった時間とすれば長い事に意味があるのかなって思います。なので尺は長いけど理解させれました。
*終わった後の物足りなさ
これはアニメを見ていた人は少なからず感じてると思います。
それはキャラが多い上で抱えた苦悩が一瞬で終わってる所にあると思います。感情移入しきれず急な展開になったので、えくそだすや三女の時みたいにクライマックスまでに熱くなりきれなかったのが問題かな、と。
例をあげるなら遠藤さん。あれだけ渋ったのだからデザインして完成するまで、完成した後の周りや遠藤さん自身の想いが見たかったのに、戻って来たらいい仕事〝してました〟っていう感じ。それが遠藤さんだけじゃなくて他のキャラもほぼそう。
アニメで良かったのは12時間かけてキャラ1人1人の味を出したから想いを感じてえくそだすや三女に熱くなれたのかな?と思います。声優決めやもっとありそうなタローのウザシーンも短くテンポが早くないのにかけ足に思えてしまった。
*物足りない
尺が足りなすぎた事が原因です。もし内容で省くなら冒頭のあらすじですかね?もしくは本田さんの尺が少し長めだったのかな?好きなキャラなので嬉しかったですが。
物足りないというのは見せたい所が中途半端に出て上手く解消されずに進んだ結果盛り上がりきれなかったのかなーと思います。
途中タロー渾身の部分を削除されるシーンがありますがまさに同じことがあったのではないかと思うくらいでした。
なのでこれがもし3期として12話でやったらまた違ったのかなーと思いました。劇場版ドタバタは三女の後のムサ二の方が劇場版作成メインでもっと濃かっただろうに、と思います。
*総合的
キャラ一人一人に合わせたところを見ればすごくよかったです。成長してる姿や仕事としてどうしようの無い場所やみんなの頑張りが、また動いてる姿がみれて嬉しかったです。
ただ尺が足りなかったと思わざる得ないです。