「もしかしたら凄い作品なのかもしれないけど、今の私には吸収しきれない。」体操しようよ やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
もしかしたら凄い作品なのかもしれないけど、今の私には吸収しきれない。
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『ハローグッバイ』を観た時、ストーリーも良かったんだけど、明るい所と暗い所の使い方が面白いなと思ったんです。気のせいかもしれないけど。
その『ハローグッバイ』の菊地監督なんで、ちょっと楽しみにしてました。
それで、この映画の場合、明暗がどうのこうのと言うより、全体的に暗い気がしました。
いつもと違う映画館だったし、普段キラキラした映画をよく観るので、余計にそう感じたのかもしれません。
ド素人なので、撮影や映像の事が全く分かりませんが、暗く感じました。
それでですね、先に全体の感想を述べてしまうと、ほっこりしているんです。
なんですが、得体の知れない暗いモヤモヤが僅かに心に残るんです。
映像から暗い印象を受けたからかもしれませんが、それだけではない感じです。
目の前のスクリーンで展開されていたのは、紛れもなくハートフルな親子愛のストーリーなのに、何かが引っかかる。
客席は結構笑いがこぼれてたし、私も何度か笑った。楽しい気分なのに、言葉で上手く表せないモヤモヤが残るんです。
終盤の道太郎が洗濯物を干すシーン、何となく理解したつもりになっているけど、本当の意味では理解出来てないんだろうなって、自分で思う。
このシーンに限らず、その感覚の積み重ねがこのモヤモヤ感になっているのかも。それさえよく分からないのですが。
六十歳を過ぎた頃にこの映画を再び観たら、このモヤモヤした感覚の正体に近付けるのかな・・・。
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