「時代劇とはいえ現代風刺を見せる」引っ越し大名! 零式五十二型さんの映画レビュー(感想・評価)
時代劇とはいえ現代風刺を見せる
姫路城、彦根城全面協力のロケ。
各シーンの画的にすばらしいこと。
時代劇は年寄りの娯楽という時代は終わっているのだ。
ここ数年、時代劇は現代劇のリアリティを薄めつつも、「そうだ、そうだ」と共感出来るものが非常に多い。
スマホやコンピュータのない世界で人間的なドラマを徹底して見せるにはうってつけの時代劇。
そこを観るのが非常に心地良い。
藩は会社(組織)
武士は社員
奉行は管理職
それを置き換え、無茶なプロジェクトに対する予算確保、人員整理、知恵、実行力を順を追って話が進む。
当然スムーズにはいかず、難題やトラブルが待ち受ける。
最後は報われる人たちとハッピーエンド。
エンタメの世界はこうでなくっちゃ。
現実はそうではないだけに実に痛快に観られる時代劇でした。
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