初恋 お父さん、チビがいなくなりましたのレビュー・感想・評価
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初恋とは
可愛がっていた猫がいなくなったことで
夫婦仲がこわれかけたけれど
夫の気持ちを初めて知るきっかけにもなり
最後は前よりも仲良くなった夫婦物語
序盤に出てくる韓流ドラマのヒーロー役に佐藤流司さん
猫を探す手伝いをする青年役にも登場。
これを観たさに鑑賞。笑
ストーリーよりも韓流ドラマの内容の方が気になった。笑
夫は昭和時代の頑固で口下手な男。
妻はこれも昭和時代の尽くす女。
なかなかと、もう少し話し合えばいいのになと思うところがあったけれど、時代に合った性格設定で、ありえる話なのかなと思った。
子供達はすでに結婚していたりして成人済み
お母さんが決めたことなら好きにしていいよ、と
これまでの関係性をみていたら、心が痛むところもある子供たち。
とくに歪んだとこらもないけれど
ずーっとチビ、チビ、と探す姿はとても弱々しくて
夫は夫で顧みなかったことのツケが回ってきた感じ
同じことの繰り返しだから、いいんだよ
のセリフは、妻あってのものだろう。
でも、そのセリフにはグッとくるものがあった。
あとは、本人に伝えるだけなのにね
これからも夫婦でいることを選んだ二人は
仲睦まじそうに寄り添っていたけれど
夫はボケが始まりかけていたね
それでも、まだ気づかれてなかったけれど
支えていくのは大変だなと思った。
初恋を思い出した、
ラブストーリーに仕上がっていたけれど
会社に行くと行って妻の友人に定期的に会っていたり
家に帰る道順が急に分からなくなったんだと弱音を吐いたりと
妻じゃないから言えることだとしても
その関係性は分からなかった。
この歳だからの交流なのか、今までも交流していたのか不明。
結局、夫婦でも知らないこともあると匂わせて
夫婦が寄り添うラストシーンは
まだ私には理解できないところがあった。
友人目当てだと思っていたが違って
お見合い結婚だと思っていたが
お互いに初恋だったと知ったことが
これからも支えたいに繋がるのかな?
今までのことは流せるのかな?
私も歳を取れば分かる部分が増えるのかな?と思った。
若者には若者の、老人には老人の映画がある。
倍賞美津子さんと藤竜也さん、凄い。
演技というか佇まい、セリフ、表情、息遣いまで必見ですね。
木枯らしの頃が似合う作品ですね。
きっとご高齢の方をターゲットに作られたのではと思います。明日は我が身と私も心に沁みました。
家では威張っているが情けない馬鹿な男ですよ。
猫も帰ってきて、今後この夫婦がなにを話し合うのか楽しみです。
う~ん、残念
ありがちな初老夫婦の日常のすれ違い。ハッピーエンドっぽいけれど、実はこの後、悲惨な老々介護が待っている予感・・・いや悪寒。身につまされる想いと相まって、志津子さんと会っていたのは何故?という疑問が残ったまま、私にとっては後味のあまりよくない映画でした。
倍賞と藤が紡ぐ極上な夫婦像だが
東京郊外に暮らす勝(藤竜也)と有喜子(倍賞千恵子)の武井夫婦。
連れ添って50年。
3人の子どもも独立し、上のふたりは結婚して家庭も持っている。
だから、暮らしはふたり暮らし。
いや、もう一匹、13歳になる黒猫のチビがいるが、そのチビがある日、いなくなってしまい・・・
というところから始まる物語で、永年連れ添った夫婦が迎える晩年の危機と、それに伴ってわかるふたりの馴れ初めとそのときの秘めた想い。
というわけで、倍賞千恵子と藤竜也のコムビ(書き方、古!)で描かれる老年の夫婦の姿は極上。
だから、満足満足・・・といかないのが、映画の難しいところ。
なんだか、ふたりが暮らす郊外の街(町)の空気感に一体感がなく、なんともツギハギで興ざめ。
大きな駅前、それほど活気があるとも思えない商店街(魚屋や八百屋があるので現役の商店街だが)、大きな樹木が連なる大きな公園・・・
と、これは個人的な感覚なのかもしれないけれど、「これ、どこ? どんな街なんだぁ?」と思ってしまった。
なので、老夫婦ふたりのハナシまで嘘くさくみえてしまいました。
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