「リュック・ジャケ監督の皇帝ペンギンの生態を追った執念のドキュメンタリー。」皇帝ペンギン ただいま NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
リュック・ジャケ監督の皇帝ペンギンの生態を追った執念のドキュメンタリー。
前作”皇帝ペンギン”でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を獲得したリュック・ジャケ監督が、13年後発表した作品。
南極で2か月かけて撮影したとされる映像は、時に美しく、時に過酷な自然ンを描きだす。
印象的だったのは、海中のペンギンが泳ぐシーン(凄い速さで泳ぐペンギンをしっかりと捉えている)と陸地をヨタヨタと歩く姿のギャップと、彼らが苦手とする陸地での過酷な子育ての過程をじっくりと撮影している所。
親の足元から転がり落ちてしまった卵が凍結していくシーンなども、撮影隊は一切手を出さずにありのままを撮影する(それが、ネイチャードキュメンタリーの決まりなのだろうが・・)
日本で公開された時にはなかったが、フランスで公開された際には「The Call」という副題がついていたそうである。この映画を観れば納得するのだが、ペンギンは個体識別を鳴き声で聴き分けるのだ。
<命の継承を過酷な自然環境の中、行うペンギン達の姿を美しい映像で描き出した作品>
<2018年8月27日 酷暑日に劇場にて鑑賞>
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