「U-NEXTで観ようとしたらアニメの方だけだった」ニセコイ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
U-NEXTで観ようとしたらアニメの方だけだった
映画館では2019年1月21日イオンシネマ石巻で鑑賞
それ以来2度目の鑑賞
U-NEXTで観ようとしたらアニメの方だけだった
動画サイトが幅を利かせているが旧作110円レンタルの地元のTSUTAYAやゲオはまだまだ必要不可欠である
原作未読
週刊少年ジャンプで連載していたらしいが北斗の拳やキン肉マンやシティーハンターで育った世代としては信じ難い絵柄で強い拒否反応
U-NEXTで知ったがあっちの方は絵がアニオタ好み丸出しでとてもじゃないが観る気になれない
監督は『俺物語』や『かぐや様は告らせたい』など数々のラブコメ映画の傑作を創った河合勇人
日本のヤクザの息子一条楽とアメリカのギャングの娘桐崎千棘が全面戦争を防ぐため2人の父親の強い勧めで偽物の恋人になるハメに
ドタバタ学園ラブコメディー
2人の相性が悪くよく喧嘩するのが味噌
楽はクラスメイトで和菓子屋の小野寺小咲が好きで警視総監の娘橘万里は楽が好き
ニセコイのはずがやがて千棘は楽を好きになる
楽と小咲の幼い頃からのエピソードを知り身を引く千棘が切ない
見どころは楽と千棘がダブル主演する文化祭のロミオとジュリエット
脱線するところとか好き
女子の制服の水色とかクロードが着ているピンクのスーツとか色合いはいかにも漫画的
楽の表情が面白い
DAIGO演じるクロードと青野楓演じる鶫誠士郎の数々のコスプレも楽しい
舞子集の恋人募集中ってところも好き
やたらテンション高めのキャラ
担任の先生はアニメ声の松本まりか
警視庁のパトカーの凡矢理ナンバーが気になるところ
昔から集英組とか講談組とかありがち
いつの時代も漫画家としてそういうことなのかもしれない
なんやかんやで丸く収まりハッピーエンド
某アニメのような嫉妬の炎に燃えた凄惨な殺人事件に発展することなく甘口なラブロマンスで終了
小咲がちょっと可哀想な役回り
エンドクレジットはメイキングがあって最後まで楽しめる
ネットで検索すればひどいらしいが原作厨によるありがちな検索汚染に過ぎない
娯楽作品として充分に及第点
僕はこういうの大好物だ
アイドル色が強いが侮れない
はっきりいって面白い
アニメなんかより中城あゆみの方が良いと感じる方が普通だと思うけどアニメオタクからすれば異端なんだろう