「タイトルで引いても、内容に心が惹かれていくこと間違い無い」こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルで引いても、内容に心が惹かれていくこと間違い無い
正直夜中にバナナ?。筋ジスって難病もの?。うーん・・・。
そんな思いで見てなかった自分に、喝!!!。
介護保険施行は2000年。それより前の1994年。
24時間ボラ(ボランティア)の人々が、シフトを組んでいつも鹿野の側にいる。
最初は夜中にバナナ食べたいだの、あれしろこれしろ指示しまくる結構暴君ぶり。
なのに、いつも主人公・鹿野の周りには笑いが絶えない。
そこにはボラも含めた“鹿野ファミリー”が、出来上がっているんですね。
鹿野の強烈キャラが憎めず、とても魅力的だからかな。
病気なんてモノとせず、今やっとかないと、後でできなくなるかもと。
猪突猛進していく様。ボラも「仕方ないなー」ってかんじ。
本気で向き合うから、ファミリーになれる。
実の家族が介護すると、お互いしんどい。鹿野は、その常識を覆したいと。
まさに自立した生き方。
病気だから病院に入院するっていう考えが、鹿野には通じない。
「命の責任は自分で持つ」「先生だって家に帰るでしょ?。俺も家に帰りたい」。
家が一番なんだな。
一番心に残ったのは。
「できないことは助けてもらう。人はできないことの方が多い」。
助けてもらうには、自分をさらけ出さないといけないもんね。
大泉さんの主に顔の表情での演技が、あてがきかと思うほどぴったり&熱演。
あー、録画消さなくてよかった❤️
元気が出る1作です。
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