「コメディータッチで難病に立ち向かった男の姿を笑いと涙で描く。予想以上に心に響いた作品。」こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
コメディータッチで難病に立ち向かった男の姿を笑いと涙で描く。予想以上に心に響いた作品。
この作品の番宣は映画館で嫌というほど観た。夜中、大泉洋扮する鹿野靖明さん(実在の方)が、バナナ食べたいと言い出し、ボランティアで彼の世話をしていた美咲(高畑充希)が漸く買えたバナナを彼の前に叩きつけ、彼が”今、なんか ぐっと来た!”というあれである。
難病モノとはいえ、あの路線が延々と続くと辛いなあと思っていたのだが、あにはからんや、美咲や美咲の恋人、田中君(三浦春馬)の隠し事が露わになる辺りから物語は単調な部分を脱していく。
それにしても、三浦春馬さんは良い人過ぎて、煮え切らない男を演じさせたら、天下一品だなあ。
私の脳内では彼の姿をスクリーンで観ると<モジモジ君>というワードが自動的に出現する事態になっている。
<2018年12月28日 劇場にて鑑賞>
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