「キャスティングが渋い」こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
キャスティングが渋い
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主役は大泉洋以外にないよね。大泉洋がいたから成立したような企画だったもん。そしてヒロインに高畑充希。この二人が無茶苦茶うまいからね。もうそれで大体大丈夫。
そこにもってきて渡辺真起子。そして宇野祥平。韓英恵をそこまで重要な役でない看護士に使える豪華布陣。
筋ジストロフィー患者を扱う題材だからね。ちょっと下手すると単純に泣かせる話になっちゃうから、これだけ役者を揃えたんだと思う。制作に気合が入ってる。
それで脚本もうまいよね。ここは感情高ぶらせていくだろってところも抑えめにできてる。
デートシーンで高畑充希が逆ギレするシーンがあるんだけど、ここで「あ、高畑充希も大泉洋と似た性格なんだ。だからぶつかるけど理解もしあえるんだ」って解るの。この見せ方がうまい。
お母さん役の綾戸智恵も良かった。手を握るシーンは号泣必至。
あと古川琴音いいね。バイト先の友人役で出てくるんだけど、パーティーシーンで高畑充希と並ぶとね、高畑充希を食っちゃう。演技はそこまでうまくないと思うけど、存在感あるのね。
そんなこんなで安心して観ていられて、笑いも感動もあるから、いい映画だよ。
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