「☆☆☆☆ 「大事件でございますよ〜」 東映Vシネの1本なんですけど...」アウト&アウト 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆☆ 「大事件でございますよ〜」 東映Vシネの1本なんですけど...
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「大事件でございますよ〜」
東映Vシネの1本なんですけど…。
これ、、、、傑作なんでは(他力本願)
少なくとも遠藤憲一主演作品ならば、現状最高傑作で有るのは間違い無し。
原作読了済み。簡単に。
映画はほぼ原作通りに進む。
僅かに違っているところとすると。最後の取り調べの場面を、詳しく描いている辺りや。原作で時系列が多少前後している部分を、時系列通りにしているところでしょうか。
Vシネの系譜で、演技的にも今ひとつの俳優さん達が多数。その辺りが映画好きの人でも、なかなか引っ掛からなさそうな気がします。
(中西学が、体重150キロのロリコン刑事役とは意外。そして頑張って演技してた^_^)
そりゃあ、世界レベルな作品と比べてしまったならばひとたまりも有りませんよ。それどころか、日本映画の中でも、おそらくは超、超、超低予算でしょうね(u_u)
何しろ、出演者達の演技力を始めとして。演出やスタッフの力量等、通常の日本映画の中でも今ひとつ感は強く感じるくらいですから…。
でも、だからこそ…と言えるほど。作品全体を通して見ると、そこには映画愛が物凄く溢れてる…って作品でした。
酷評する人の意見も分からんでは無いですハイ。まあ、「所詮日本映画なんてこんなもの!」的な人の多さは今に始まった事でも無いですし。
映画の出来は予算の多さで決まるんじゃぁ無い!それよりも心意気だぜ(`・∀・´)
Vシネを愛する人ならば、必ずや満足出来る…のではと感じます。
女を愛した男が3人。その純情な心とは正反対の場所に闇社会が存在している。
《男が安息を感じる時。それは、惚れた女の笑顔》
2018年11月27日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン1