劇場公開日 2019年1月25日

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「想像力が人を救う」がっこうぐらし! ローチさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0想像力が人を救う

2020年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

実写化するのに難しい原作だったと思う。そして原作の物語の展開的に宣伝でネタバレさせてしまうと魅力半減の中、よくやったと思う。日常ものとみせかけたゾンビパニックもの、という点が原作の魅力なので、どうするのだろうと思っていたが女の子たちの友情とゾンビパニックをしっかり描いていた。
想像力は人を救う、という点を強調していたのが成功の要因だと思う。どうしてゆきはゾンビ化した世界を認識していないのか、というポイントに説得力をもたせていた。映画オリジナルの展開で、おのののか演じる佐倉先生の扱いも非常に良い。
制作費が少ないせいもあるだろうが、どうしても映像にチープ感が漂うがそれはしかたないか。もっと照明暗めの陰影ある映像作りをしてもいいのではないか。アイドル映画でもあるから、それは難しかっただろうか。

杉本穂高