「タイトルなし(ネタバレ)」がっこうぐらし! ▷マイルドカフェオーレ◁さんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
※個人的意見の塊です。そこだけご注意ください。
・キャスト
かなり心配でしたが、良い出来でした。
由紀
本当に難しい役だと思っています。誰を配置してもこれぐらいだろうなあぐらいです。
胡桃
阿部菜々実さんを胡桃役にした監督さんは天才です。もうばっちり胡桃。誰を配役しても奈々実さんを超えることはできないと思います。
りーさん
映画内での第一印象は「おお…割とりーさん…」でした。本当に割とりーさんなので配役は合ってたと思います。
みーくん
は????????????
出てきたとき誰かわかんなかった。どう考えても合ってないので悔い改めて下さい。一番好きなキャラだっただけにかなり残念です。
めぐねえ
顔も髪型もめぐねえじゃないのにめぐねえ感が漂ってました。胡桃と同じくこれ以上の配役はないと思います。
胡桃の彼氏
イケメン。イケボ。演技もうまい。なんだかんだここが一番びっくりしました。
ゾンビ
なんでこんな怖いんだよ…メイクガチりすぎだよ…(素
急に出てきたときは声を上げそうになりました…。
・ストーリー
そこそこのカット&かなりの改変が加わっています。
みーくんは同じ学校で立てこもっていた設定になっていました。それに伴ってショッピングモールの話も消えました。ここは尺的にしょうがないです。
ここは超個人的な意見ですが、みーくんは登場からしばらくイラッとさせられました。役があってなさ過ぎだし、なにより自分から外に出てゾンビに囲まれる手の煩わせっぷり。
そのくせしてきちんと謝らず、気が付いたら学園生活部の一員になってたのには若干呆れました。
話が逸れましたが、みーくんがゾンビに囲まれているところから由紀と脱出するシーン、なんでそこに運動会を差し込んだの?(素
《天国と地獄》をバックにゾンビから逃げる二人を見て、シュールで笑いました。
めぐねえが保健室でゾンビになっていたのには思い切ったなと思いました。あそこは割と好きな改変ポイントです。
それと、終盤の火事(?)がご都合主義感がありました。木のそばに燃えてるゾンビいたのに無傷とかまじかよ。
というか、がっこうにいたゾンビがほぼ燃えたのにも関わらずがっこうが燃えていないのがよくわからなかったです。
全体的に見て胡桃が掘り下げられまくってました。彼氏との恋愛描写、ピンチの時に(想像上での)彼氏との会話で立ち直るなどなど。
あと「そんなの…ただの共依存じゃないですか!」が「ただ寄りかかりあってるだけじゃないですか!」に変わってました。
・演技
全体的に「ええやん!」と思う場面と「うん?」と思う場面の連続でした。良くも悪くもアイドルという感じです。
胡桃のシャベルアタックは力が入ってて好きです。
《総評》
実写化として考えるとあたりでした。見てて普通に楽しめました。
ただ「がっこうぐらし!ファンが見て納得できるか」と言われると、妥協点かなと思います。
みーくんに関しては絶対に許しません。そこだけはクソだと断言します。正直演技も一番下手だと思います。
と、まあ見て損はないかなあと思いますので、お時間があればぜひ。