劇場公開日 2018年9月8日

1987、ある闘いの真実のレビュー・感想・評価

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5.0悪役のおっさんが実は主人公!?

tさん
2018年9月15日
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泣ける

知的

韓国の民主化運動を描いたもの。
軍事政権末期の韓国の情勢はあまり知らなかったので、勉強になった。日本のいちばん長い日、みたいな感じの映画。最近のやつでいうとシン・ゴジラっぽい。
軽い気持ちで観に行きましたが、なんていうか、めちゃくちゃ濃かった笑。
僕の好きな韓国映画は、ラーメンに例えると、濃厚ギトギトな横浜家系ラーメンです。
そしてこの映画も、家系ラーメンでした。ご馳走様でした!特に、悪役のボスのおっさんが良かった。レイバンのグラサンが出た瞬間、これだな、、、と。これを待っていた。てゆーか、このおっさんが実は主人公だったのでは?最も画面に長く映っていた気がする。
エンドロールに、民主化運動のデモの様子を撮った実際の写真が流されるのですが、ジャーナリズムの在り方を教えられた気がしました。写真の力はすごい。

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t

4.5自由を得る為には、多くの犠牲を払う必要がある

2018年9月15日
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過去の話とはいえ、政治の闇を映画にできる自由が素晴らしい!
どんな国でも過去に汚点はある!そしてそれを国家権力でもみ消したい気持ちも、分からないでもない!でもそれは民主主義ではないし、人権と真実を無視した映画に興奮と感動は生まれない!

映画の下で、警察の拷問を隠蔽しようと、あの手この手で工作しようとするが、それを知る人々の良心でどんどん罪がバレていく様が痛快!

日本の政治状況も混沌としていて、不正がもみ消されることがまかり通る世の中になりつつあるが、せめて沖縄の返還時の闇や、戦後の学生運動の実話など、過去の反省を映画化するくらいはできるはずだ!

まあ自民党一党支配が続く、事実上の独裁体制なので、過去の政局も明るみに出せないのだろうが、今の日本人はそういう映画を求めていることを知って欲しい!

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Taka Ike

3.0韓国民主化運動

2018年9月15日
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映画としては期待したほどの作品ではなかったと思う。

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ブースカちゃん

5.0直接選挙で国家に民意を反映させた!

2018年9月15日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

有名な実話だけに、多数の登場人物に、複数のストーリーがあり、
理解するのに苦労します。

分かりにくかったのは刑務所の制服姿の看守が、私服姿で民主化運動に加わっていて、この人物の妹は大学生の娘を育てていて、真実を伝える重要な役割をになっていたということです。

多くの韓国人が民主的な直接選挙で大統領を選出することで国家に
民意を反映させることに関わっていたということが理解できました。

1回観て理解できないなら、2回観ることをお勧めします。

民主的な直接選挙で大統領を選出することで国家に民意を反映させる
ためには、これだけの困難に直面するということです。

少子高齢化が進み、衰退する日本にはこれだけの困難を乗り越えて、
民主的な直接選挙で大統領を選出することで国家に民意を反映させる
ことはできないと思い知らされました。

韓国政府は、国民の関心が政治に向かわないように「スポーツ」、
「娯楽」、「セックス」に関心を向かわせていました。

日本も、国民の関心が政治に向かわないように「スポーツ」、
「娯楽」、「セックス」に関心を向かわされていると感じます。

日本のメディアは、総務大臣に放送法174条(業務停止)や
電波法76条(電波停止)で、脅かされて、キャスターを降板
されるなどしているので、期待することはできません。

日本では、いままで一度も、民意を反映した直接選挙による選出で
日本のトップの政治家を選出したことはありません。

日本は、国家に民意を反映させるためには、これだけの困難を乗り
越えていません。

日本人は韓国人を見下す人々が少なからずいますが、日本は、韓国に
比べて40年は遅れている!
日本は、あと何年遅れるのでしょうか?

1980年5月17日、韓国全土に広がった学生の民主化運動と労働者の
労働運動を鎮圧するために非常戒厳令拡大措置を断行しました。

1980年5月18~27日、非常戒厳令拡大措置に対して光州市を中心として
起きた民衆の蜂起します。
全斗煥国軍保安司令官は、2万5千人もの韓国軍、警察隊によって多数の
市民を虐殺し、鎮圧しました。
このことは、光州事件と呼ばれるようになりました。

1981年9月1日、全斗煥は憲法改正により大統領選挙人団による間接選挙
より、大統領に就任しました。

1987年4月13日、全斗煥大統領は、憲法改正会議を禁止し、次期大統領を
間接選挙で実施すると宣言しました。
韓国国民は、全斗煥大統領が次期大統領を指名すると反発しました。

1987年6月2日、与党の民主正義党は要職者会議を開き、盧泰愚を
次期大統領候補に推挙しました。

1987年12月16日、憲法改正により直接選挙による選出で盧泰愚が大統領に
選ばれました。

1988年9月17日、ソウルオリンピックが開幕しました。

2012年9月26日、安倍晋三が自由民主党総裁選挙で総裁に選ばれました。
2012年12月16日、第46回衆議院議員総選挙で自民党が圧勝しました。
2012年12月26日、安倍晋三が第96代内閣総理大臣になりました。

2013年7月21日、第23回参議院議員通常選挙で、政権与党の自民・公明両党が
合わせて過半数を超える議席を獲得しました。

2013年9月7日、東京都が2020年夏季オリンピックの開催地に選ばれました。

2015年7月16日、「戦争法」は、衆議院本会議で起立採決され、
自民党・公明党などの賛成により可決されました。

2015年9月8日、安倍晋三が任期満了による自由民主党総裁選挙で
候補者1人のため無投票再選しました。

2015年9月19日、「戦争法」は、参議院本会議で記名投票による採決がされ、
自民党と公明党などの賛成多数により可決し、成立しました。

2015年9月30日、「戦争法」は公布されました。

2016年7月10日、第24回参議院議員通常選挙では、自民党と公明党は
前回を上回る議席を獲得しました。

2017年10月22日、第48回衆議院議員総選挙では、自民党は291議席、
公明党は35議席を獲得し、合わせて議席数の3分の2以上を獲得しました。

2018年5月31日、衆院本会議は、「働き方改革関連法」を自民、公明、
日本維新の会による賛成多数で可決されました。

2018年6月19日、衆議院本会議は、「カジノ法」を自民、公明、維新の会の
賛成多数で可決しました。

2018年6月29日、参院本会議は、「働き方改革関連法」を自民、公明、維新の会、
希望の党、無所属クラブの賛成多数で可決し、成立しました。

2018年7月18日、衆院本会議は、「参院定数6増法」を自民、公明両党の賛成多数
で可決、成立しました。

2018年7月20日 参議院本会議は、「カジノ法」を自民、公明、維新の会の
賛成多数で可決しました。

2018年7月27日、「カジノ法」が公布され、3年以内に施行されます。

2018年9月20日、自由民主党総裁選挙が行われます。

2019年4月1日、「働き方改革関連法」は施行されます。

2019年7月28日、第25回参議院議員通常選挙が「参院定数6増法」で実施されます。

2020年7月24日、東京オリンピックが開幕します。

映画を理解したいという人にはパンフレットの購入をお勧めします。

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ノリック007

5.0今回もパワフル

2018年9月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

キム ユンソク VS ハ ジョンウ の対決に鳥肌!
そして中盤以降を牽引するキム テリの可憐さよ!
エゲツない暴力とキックのリアリティーも必見。
完璧でした。

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労働4号

3.5秀逸、しかし、、、

2018年9月13日
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韓国映画は重厚な作品が多くて好きです。
この作品も間違いなく秀逸。

ただ、
他の方のレビューでもありましたが、

民衆側の被害ばかりがクローズアップされ、
公安側の正義が描かれていなかったために、

公安が悪いというイメージが
色濃くなっていたので残念でした。

双方の正義が同等に描かれていれば、
より深みある作品として楽しめていたかもしれない。

とはいえ、
展開、演出、キャスティングなどは素晴らしかったし、安定して楽しめた。

やはり、韓国映画が大好きです(^^)

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映画大好き

3.5韓国映画らしさの詰まった秀作

2018年9月12日
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韓国現代史の民主化闘争ものの一本として興味深く観た。『タクシー運転手』が話題を集めた後の公開はタイミングが良かったと思う。平日昼間なのに観客席はかなり埋まり、集中して観ていることが雰囲気でわかった。たたみかけるようなテンポで手際よく話を運び、サスペンスで引っ張ったり情に訴えたり、エンタメとしても上々の出来。主演級やおなじみの脇役が何人も出てくる俳優陣も魅力的。韓国映画のレベルの高さをあらためて感じたが、正直に言えば、韓国映画の中でこの作品が飛び抜けているとも思わなかった。同じジャンルであれば『弁護人』のほうが心に残ったし、衝撃でいえば『新感染 ファイナルエクスプレス』のほうが遥かに大きかった。とはいえ、この作品が語るべき内容とそれをそつなく表現する技術の両方を備えた秀作であるのは間違いないと思う。

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しいら

4.0豪華キャスト

2018年9月11日
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鑑賞方法:映画館

色んな話を盛り込んだ割には時間も120分そこそこでまとまっててわかりやすかったです。タクシー運転手の時もそうでしたがこの時代の韓国の政治は知らないので話に付いていけるのか心配でしたけど問題無かったです。
登場人物も多かったですが韓国映画でお馴染みの役者さんばかりだったのでこの人誰?ってのも無かったです。

民主化を目指す人達の思いが過激な軍部を相手に熱くて圧倒されました。

それにしても韓国の軍事政権がこんなに凄かったとは驚きです。

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heran

5.0自由を求める闘いが強く胸を打つ

2018年9月10日
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鑑賞方法:映画館

人間の恐ろしさに泣き、真実を追い求める人々の勇気に感動して泣き、結局、泣きっぱなしの映画だった

1987年に韓国で起きた民主化運動について、ある学生の死をきっかけに、自由を求めて水面下で動きはじめた人々を中心に描く

当時の韓国政権は「打倒!共産主義」をスローガンに警察の明らかに行きすぎた赤狩りにも目をつぶっていた

その結局、対北の部署は「何をやっても許される」ならず者集団へと変化していく

彼らは本来なら「打倒!共産主義」のはずなのに、やっていることは、まるで北朝鮮幹部の虐殺と同じという、ミイラ取りがミイラになったような集団だった

キム・ユンソク演じる所長も最初からおかしな人間ではなかったはずだ

彼個人の北朝鮮に対する思いと、その思いを利用する国から与えられた権力によって、歪んだ愛国心の塊になってしまったのだろう

そんな彼らを観ていると、
「真の愛国心」について考えさせられる

たとえ、その行いが間違っていたとしても、大統領府のお気に召すように行動し、その考えを他人に押し付けるのが、本当の愛国心なのだろうか

それよりも、国をより住みやすい国にするために意見を言い、反対意見があれば議論し、国や国民の明るい未来のために貢献するのが、本当の愛国心だろう

この映画でいえば「愛国心」という大義名分の元、言論統制をする警察は本当の愛国心からは程遠く、拷問して殺された学生の真相を暴くために「真実の伝書鳩」をしていた人たちこそ、本当の愛国者だと思った

そんな真実を追い求める人々が、負け試合と分かっていても、その火の中に飛び込んでいく姿は、とても力強く勇敢で、涙なしでは観られなかった

彼らは何も特別なことをしていない

検事は法に則って事件の捜査をし、記者は真実を報道し、刑務官は受刑者の秘密を守り、牧師は嘘をつかず真実を語っただけだ

それぞれが、自分の良心に従って当たり前の行動をしただけなのだ

しかし、彼らが生きていた時代は、そんな当たり前のことが許されず、とても勇気のいることだったのだ

その一人一人の行動が、周りの人々を動かし、国をも動かしていく

自分の良心に従って、当たり前の行動をすることが、周りの人を動かす
これが、真実の物語だからこそ、その重みをズシリと感じる映画だった

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とえ

3.0TIGER

2018年9月9日
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悲しい

怖い

難しい

1987年、所謂第四共和国最後のパク・ジョンチョル拷問致死事件から6月民主抗争に繫がるまでの話。

 たった20年前まで続いていた民主化運動の知識がないと衝撃であろう事実をもとにしたストーリー。

そうでないとドラマにならないのだろうし、ドラマとして面白かったけど、パク・ジョンチョル拷問致死事件に至る話がないし、民衆側の被害ばかりをみせており、一方的な暴力と弾圧という感じがして偏向的ではあったかな。

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Bacchus

4.5名もなきヒーロー達の

2018年9月8日
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鑑賞方法:映画館

史実を元にしているのに抜群に面白い。
韓国版の『ペンタゴン・ペーパーズ』とも言えるが、こっちの方が面白い。

次々と名もなきヒーロー達が登場し、それぞれの場所でそれぞれが権力の不正を曝いてゆく。そしてそれが連なって、もうほぼ革命とも言える大きなうねりを生み出すカタルシス!
大学生だった我々が日本でバブルの恩恵をなんとか受けようとしていた87年に、すぐお隣の国でこんなことが起こっていたとは知らなかった。『タクシー運転手』の光州事件からの繋がりも興味深い。

しかしこんな風に権力の不正を曝きひっくり返すには、マスコミの果たすところが大きいのだと、今の日本のマスコミには出来ないのかなぁと、考えさせられる…

あと、『お嬢さん』のキム・テリちゃんが今回もまた良い!必見!

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ぱんちょ

4.5つい最近の話なんだよな…。

2018年9月8日
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鑑賞方法:映画館

とにかく登場人物が多い。が、相関図がわかりやすい。矢継ぎ早に新しい関係者が出てくるけどその人間関係がパズルの様につながっている面白さ。民主化運動で死者まで出ている現実は厳しいけれど実話ベースのフィクションとして極上のエンタメ作りになってました。

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peanuts

4.0政治的闘い

2018年8月5日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

怖い

難しい

 1987年の出来事 日本でも1970年代のあったことと類似している?! もちろんのことですが自分はこの年代は知りません!
 この年代にいたら自分はどうしていたか、巻き込まれることさえ恐ろしいです。。
 自由と平和 束縛されて生活していく中 若者が立ち上がり国民のために闘い
つぶされても起き上がり 死んでいく 国のやり方は汚いひどい としか言いようのない作品 のめりこんでしまった。
 エンディングの映像は胸を締め付けられました。

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なおりん

4.0必見です!

2018年7月30日
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先月「タクシー運転手」を観たばかりなので、本作品も興味深く観ました。韓国映画、凄い!史実を基にした作品は本当に面白いです。池上彰ではありませんが、今を知るには現代史を知る事ですね。必見です!
ハリウッド映画では「デトロイト」を思い起こしましたが、もっと面白いです!!

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とも朕