「正義に震えた」1987、ある闘いの真実 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
正義に震えた
1987年1月。チョン大統領の軍事独裁政権下の韓国。警察の苛烈な取調べで学生が死亡。警察はすぐにもみ消そうとするが、チェ検事は反旗を翻す。それをきっかけに新聞記者、刑務所看守、学生運動家を巻き込み、民主化への大きなうねりとなる。
ソウルオリンピックの前年。若い自分には、大統領が独裁者であるという認識はありませんでした。しかし反政府、民主化の人々をアカと称し、秘密裏に取り締まるような大統領、国だったとは知りませんでした。脱”南”者という言葉も、こんな国なら当然だ。やっとの思いでようやく手にできた民主主義、その正義に震えました。
いまは政権が危うくなると、アカのかわりに反日運動を煽るところはいただけない。
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