「ストーリーが強すぎる」1987、ある闘いの真実 asaさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーが強すぎる
韓国映画の民主化運動の映画は結構見ていますが、どれもハズレ無しに完成度が高い気がする。
もちろん、映画としてカメラや表現などの編集、いつも見る名脇役の演技もさることながら、ストーリー展開が強すぎる。
それも戦後の1980年代と、比較的近い年代かつ関心の高い国で起こった運動だからだろうか。
またこの映画をきっかけにして、「あれ?日本って民主化運動って戦後あったかな?あれ?学生の運動は安保闘争しかない気がするかもー」と学生ぶりに近現代史の復習をした。学生の頃は日本近代はあまりにロマンもかけらもないなと思ってしまったが、映画をきっかけに調べることができたのはありがたい。
そして調べてみると、国内だと民主主義は自由民権運動まで遡ることになりそうで、だから日本ではあまり民主化運動というのが少し遠いのかもと感じました。逆にそこら編の映画作ったら面白そうと思いましたが、そもそもそうした映画は日本だと受けが悪そうだなと業界トップで決まって終わりそうな気もしました。
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