「スパイク・リー節」ブラック・クランズマン せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイク・リー節
黒人の警官が白人至上主義団体のKKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査する話。
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単なる潜入捜査の話だけでなくてこれを最終的に現代のアメリカに起きてることに繋げてく。KKKは昔の話じゃなくて今も同じような団体が黒人とユダヤ人は出てけってデモやってるんだよね。
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この映画の中で黒人の団体とKKK両方に主人公が潜入するからお互いの主張が見えてくるんだけど、どっちの団体の人も白人の警官にひどい扱いをされるから警察が嫌いとか、黒人に娘がレイプされた(だったかな)から黒人が嫌いとか、.
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自分が出会った人だけでその集団を判断しすぎ。白人にも黒人にも一定の割合で良い人も悪い人もいるっていうことがなぜ分からない。小学生でもわかる。
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そしてKKKの若きリーダーデュークが明らかにトランプとかぶる。公の場では差別的な発言はせず、「アメリカファースト」と叫び、頭の良さそうな演説を説く。
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劇中でこういう差別主義者は知らないうちに私たちを支配して国のトップに立つっていうセリフがあってそれについて主人公が国民がそんな人選ぶわけないと楽観。
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これ同じようなこと大統領選の時にあったなぁと、かなりゾワっとした。この話の舞台の70年代から40年ぐらい経ってるけど状況は悪化してるんかね。
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