「見事に、上手くやってのけた。」ブラック・クランズマン 81。screenさんの映画レビュー(感想・評価)
見事に、上手くやってのけた。
映画でしかできないことを、「見事に、上手くやってのけた。」と感じることができる作品でした。
出発点は、黒人差別の歴史でしたが、それだけではなかったみたいでして・・・・・、
「この作品は、何を言いたいのかなあ。」と、意識して、耳を澄まして聴いていましたら、実は、私たちのいろんな課題に当てはめて考えることができるアプローチの紹介のような気がしました(特に、最初の、学内でのスピーチ)。
いろんな思い(想い)があるのでしょうが、何年経っても、それをうまく伝えることができずに終わってしまっている方々が、どの時代にも、たくさんいらっしゃって、そんな方々に、かなり骨太なエールを贈っているような気がしました。
件の、学内でのスピーチも良かったですし、後半の、白人、黒人、それぞれのイベントを同時進行させるなど、コントラストの効いた、練りに練った作品で、このあと、飽きることなく、長い時間をかけて考えてゆくことができる問題提起でした。
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