「グリーンブックが作品賞となり途中退場のスパイク・リーの言いたかった事」ブラック・クランズマン カメさんの映画レビュー(感想・評価)
グリーンブックが作品賞となり途中退場のスパイク・リーの言いたかった事
個人評価:3.7
この世で最も相反するKKKとブラックパンサー党に、白人と黒人のデカが協力し潜入する。実話のストーリーだが、そこに物語の芯がある。
映画としてはそこまで好きな作品ではないが、マルコムXを描き、そしてデンゼル・ワシントンから世代を変え息子を主役に起用し、本作で同じテーマを描く。日本に住んでいる者にとっては肌に感じた事がない人種差別。まだ色濃く残るアメリカの実情を作品として残し発信し続ける。そんなスパイク・リー作品には大事なテーマが流れ続ける。
アカデミー賞授賞式で、作品賞がグリーンブックとなり、途中退場したスパイク・リー。
人種差別を取り上げる物語の描き方として「そうじゃないんだ」と言いたかったのだろうか。
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