「分断」ブラック・クランズマン にっしんさんの映画レビュー(感想・評価)
分断
今のアメリカ社会に流れる空気。不寛容ともちょっと違う気がする。単純な利己主義でも割り切れない。分断の社会を煽るためにフェイクの応酬。そこには社会秩序も相手を慮る優しさも忘れて、ただ憎しみと欺瞞を増幅させる社会。映画の中の話ではなく、アメリカ社会が今、現実に直面している状況を遠く日本からも感じる。そして、世界中に飛び火中の「アメリカンファースト」。スパイク・リー監督が投げかけた問題。この映画で十分に立ち止まらせた。こんなんでいい訳ない。なんとか主義なんかもううんざりだ。
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