「無いことを忘れればいい」バーニング 劇場版 asmさんの映画レビュー(感想・評価)
無いことを忘れればいい
クリックして本文を読む
このバーニングは、村上春樹とは違く感じるけど、深く、静かに、濃い霧の中に潜り込んでしまうような感覚は好きでした。
どこにも確信はないけど、どんどん疑惑は膨らんでいく。
主人公もヘミを追っているのか、自分の闇に落ちているのか分からなくてなっていく。
子供の頃、母親の服を焼いた時に感じた感情、触れてはいけない感情なのに、求めているかの様。
ビニールハウスを燃やす彼を見たいのか、自分がやってみたいのか、同化していくみたい。
自由で素直に生きるヘミへの感情も嫉妬の様にも感じる。
見てる私もどんどん引き込まれていくスリルを味わってしまった。
コメントする