劇場公開日 2019年4月20日

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「凄いものを観た、という不明な感覚」イメージの本 andhyphenさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0凄いものを観た、という不明な感覚

2019年12月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

私は、ジャン=リュック・ゴダールを知らない。
名前と略歴くらいしか知らない。それくらいしか知らないので、正直何回か意識が吹っ飛んだ。寝不足の朝上映だったので。言い訳だ。
それでもって私はそんなシネフィルじゃないので、コラージュされた映像当てもできない。(「ソドムの市」は分かった)。厳しい。
しかし、あれだけの映像をあんなに意識的に繋ぎ言葉を紡ぐ、その行為自体が崇高な芸術なんだろう、と思って観ていた。
多分私にもっと知識と教養があれば、この映画に含有されたものをがっつりと受け止められたのだろうな、と思うと自分がつくづく残念である。
言葉自体は、映像の繋ぎ方に比べればストレートだ。なんだか段々怒りが増しているように思えたのは勘違いでしょうか。単に語りが増えたからなのか。
いや、なんだか、すごいもの観ちゃったな、でも全く理解とか咀嚼に行き着かない自分悔しすぎだな、というか。お前知識ある振りしてんじゃねえよ的な。いやそんなことは言ってないんだろうけど。割と私的なものに思えたし。
音楽が頭から離れません。

andhyphen