「ブルースは聴くもの、語ったり観るものには不向きかな・・」I AM THE BLUES アイ・アム・ザ・ブルース odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ブルースは聴くもの、語ったり観るものには不向きかな・・
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ルイジアナやミシシッピーなど、アメリカ南部の伝説的ブルース・ミュージシャンを追ったカナダの大学教授でもあるダニエル・クロス、製作・脚本・監督の思い入れたっぷりなドキュメンタリー映画。
ブルースはまさに黒人奴隷の嘆き節がルーツだから致し方ないが字幕で見せられると愚痴ばかり、映像も顔のアップがやたら多い、人生や境遇を悩む労働歌も後世になると女に騙された男の恨み節に劣化。
ブルース界のレジェンドが多数登場でマニアやファンには興味深いのでしょうが私はそうでもないのでしっくりきませんでした。邦画で例えれば演歌、歌謡曲のドキュメント、三橋美智也や三波春夫、北島三郎など演歌の大御所がでてくるのだろう、やはり国や文化が異なると大御所と言っても馴染みがないだろうから相互理解は難しいでしょう。
音楽として聴けば哀愁に満ちて魅力的なのだが歌詞を映画字幕で直訳されると違和感が否めない。ドキュメンタリー映画として味わうものではないことが分かりました。
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