「王を称えよ!称えずにはいられない。」バーフバリ 王の凱旋 完全版 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
王を称えよ!称えずにはいられない。
「バーフバリ」1と2一気見マラソン。長い映画なので見終わった後はドッと疲れましたが満足感も大きいです。だって1のラストってあれは続きが気になるでしょ!2を見ずにはいられない見事なまでのクリフハンガーぶり。あの終わりから一年以上待たされたインド人は辛かっただろうなぁ。
1が先代アマレンドラ・バーフバリの話で半分ぐらいだったんですけど、2でもあんな時間取ってるとは!もうアマレンドラの話だけでもお腹一杯だったんですけど、そこから更に息子マヘンドラ(シヴドゥ)が王位を奪還する所までやってしまうんだもんなぁ。1の時もバドラの首跳ねた辺りで終わるかと思いきや、そこから先代の話がガッツリありましたし、インド映画って長尺なだけあって詰め込み方半端ねー!
個人的には先代の方が好きでした。だってシヴドゥって1のストーカーじみた行動が強烈過ぎて!アマレンドラの方が英雄しててカッコ良かったです。って言っても親子演じてる人一緒なんで見た目は変わらないんですけどね。
2では1のヒロイン、アヴァンティカが空気になってて残念でしたけど、その分国母シヴァガミとデーヴァセーナがインパクト大です。この国をあげた嫁姑問題!でも確かにデーヴァセーナはシヴァガミ煽りすぎですよねww
そしてカッタッパが泣ける!あそこまでバーフバリと共にありながら自らの手でバーフバリを殺めねばならなかった悲劇。きっともうちょっと頭を使えば回避できた気がしなくもないんですが・・・皆さん騙され過ぎではないでしょうか?特に国母シヴァガミ!一国を預かる身で国民の生殺与奪権持ってるのに簡単に騙され過ぎ!!でも死に様はカッコ良かった。
もうあり得ないアクションとか突っ込むのも野暮に思える本作。とにかくカッコ良く魅せるアイデアがスゴいです。ヤシの木ジャンプのシーンはホント好き。着地の仕方もカッコ良い!
何はともあれ娯楽の粋を集めたインド映画。これは確かに体験しないと勿体ないですね。そして一度観たら間違いなく王を称えたくなるはずです。ネットでのバーフバリを観たら悩みが吹き飛んだとか、腰痛が治ったとかいう嘘みたいな話も観れば納得することができるでしょう。さぁ、皆で称えよう。バーフバリ!バーフバリ!
再鑑賞履歴
2021/12/12
blu-rayで。