「わざと下手に歌っているよね?そうだよね?」キリング・ガンサー つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
わざと下手に歌っているよね?そうだよね?
コメディアンのタラン・キラムが監督、脚本、主演を務めた。要するに完全にコメディ作品なんだけど、キラムの芸風なのか割とシュールなコメディで、思っている以上に笑えないし、そのせいか作品自体も面白くない。
20分だけアーノルド・シュワルツェネッガーが出演してくれるそうです。その間は何をやらせてもOKですよ。と言われて作った映画のようだったね。
女物のセクシーな服を着させて、酷いカントリーミュージックを歌わせ、オーストリア出身のシュワルツェネッガーを祖国に帰らせる。好き放題にいじりまくったといえるだろう。
そんなしょうもない作品ではあったが、ドキュメンタリーの撮影をしているというストーリーの作り方は面白かったし、何よりもこんなしょうもない作品にも関わらずシュワルツェネッガーを讃えるような格言があったのは良い。
「お前たちはすぐにナンバー1になりたがる。オレはこれを50年続けているんだ。だからベストなんだ」とね。
私もシュワルツェネッガー氏を讃えて星を一つ増やそうではないか。
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