劇場公開日 2019年8月9日

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「身内殺し」ピータールー マンチェスターの悲劇 mikyoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0身内殺し

2019年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画は200年たって、この事件をそれなりに知ってる人、主に自国民に向けられているのではないかと思う。ヘンリー・ハントとかジョゼフ・ジョンソンとかの名前を聞いて、あの俳優さんがあの人演じるのか、と思えるような人に向けられていると。

英国というと、アイルランドとかスコットランドとか、今United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandといわれている国内でも紛争には題材には事欠かないが、これはマンチェスターというイングランドの北部で起きていて、より身内感が強い。

wikiを見ると、ピータールーの虐殺の犯人はマンチェスター・アンド・サルフォード義勇騎兵団とある。地元のボランティアパトロールというところか。彼らは警察ではない。正規な軍でもない。(映画の中ではそれも出てくる。)

自分たち地元のボランティアのパトロール部隊に自分たち一般市民が殺されるという事件。200年という年月が過ぎて、「で、どうよ」、と自国民に問いかけているんじゃないだろうか。

ただ、多分事件をあまり知らない層には「これは誰だろう?」となりいろんな人が出てきても「わー」とならないので多分あまり面白くない。

mikyo