「不勉強だったので…」ピータールー マンチェスターの悲劇 れみさんの映画レビュー(感想・評価)
不勉強だったので…
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かろうじて、マンチェスターで虐殺があったらしい、程度の知識しか持っておらず、大変勉強になりました。
権力者や資本家と労働者の対立構図が分かりやすく描かれていますが、人物像がかなりステレオタイプです。
登場人物が多く、視点がコロコロ変わるため、誰が何を考えているのかわかりづらいことも難点でした。
(個人識別が多少不完全でも、ストーリー上はあまり困らないのですが)
広場での混乱が収まった時点で終わるので、事件がこの後どのように扱われたのかなど、気になる部分が残りました。
また、公式には広場での死者は3名、負傷者は15名となっていますが、明らかにそれ以上の被害が出ています。
(後日に亡くなった人がいたり、資料によって数が異なったりするようです)
単に、英国での民主主義の始まりというだけでなく、その後のジャーナリズムのあり方にも影響を与えていますし、当時の産業を支えた力織機やグーテンベルク印刷機なども登場します。
150分と長めの作品ですが、見どころも多いと思います。不思議と、そう長くは感じませんでした。
(これを言うたら怒られそうですが、家でWikipediaを引きながら観たかったです)
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